この本丸には、他の本丸にはおそらく存在しないであろう内番が存在していた。閨務めである。
閨務めとは読んで字のごとく、審神者の閨事の相手をすることだ。日によって当番の刀剣男士は違うが、だいたいは二人一組で審神者の部屋に呼ばれた。
二人一組で呼ばれた刀剣男士が何をするのか――審神者の相手をするのが筋なのだろうが、この本丸の審神者は少し変わっていた。
目の前で二人の刀剣男士が交わるのを、ただ見るだけなのだ。
自らは何も言わず何もせず、ただ、椅子に腰かけてじっとそれを眺めている。なんとも奇妙な男だった。
今日の閨務めの当番は、光忠と長谷部だった。
他の者より少しだけ早く夕食を済ませ湯浴みに行き、身体を綺麗にしてから審神者の部屋に向かう。
「入ります」
長谷部が控えめに扉をノックすると、「入れ」と微かな声がした。
重々しい扉を開ければ、部屋に焚き染められた甘ったるい香の匂いに噎せそうになる。催淫作用のある香だというが、長谷部はこの匂いが好きではなかった。鼻腔の奥にまとわりつき、思考回路を麻痺させるような匂いだ。花とも熟しきった果実ともつかない香りは、徐々に長谷部の体の芯を蝕んでくる。
少しして光忠もやってくる。手には大きめの紙袋を持っていた。
「遅くなってごめんね。主くんには、今日は特別なものを見せてあげるよ」
いぶかしがる長谷部をよそに、光忠は紙袋の中から次々と妖しげな物を取り出した。
ファーの付いたハンドカフス、女性器を模したオナホール、凶悪な形のバイブ、前立腺を刺激するエネマグラ……
「どこでそんなものを――」
「秘密だよ。主くんに喜んでもらいたくて奮発したんだ」
光忠は几帳面にそれらを床に並べると、長谷部の腰を引き寄せた。
「じゃぁ、始めるよ」
「あぁ」
長谷部の薄い唇に光忠の唇が重なる。
互いの腰を摩りながら、角度を変えて唇をすり合わせる。光忠が遠慮がちに長谷部の唇を舐めると、長谷部が舌を甘噛みした。次いで、長谷部が舌を出す。光忠は自分の舌を擦り付けると、ちゅうっと強く吸った。
唇が深く交わる。唾液を交換しあい、それぞれの口中の性感帯を刺激していると、徐々に息が上がってきた。
「脱がして良いかい?」
「もたもたするなよ」
光忠が長谷部のベルトに手を掛ける。するりとスラックスを下ろせば、長谷部のペニスは完全に勃起し、下着にいやらしいシミを作っていた。
「えっちだね」
「貴様も脱げ、光忠」
「うん」
光忠も服を脱ぐ。セクシーなタンガに強調された屹立がいやらしい。
腰をすり合わせながらキスをする。時折乳首を弄るのも忘れない。
徐々に頭がぼうっとしてくる。何も考えられなくなってくる。下着を鬱陶しく感じる。
どちらからともなく相手の下着に手を掛けて脱がし、性器を露わにすれば、それぞれのペニスが引き締まった腹筋を叩いた。
「かわいいね、長谷部くんの包茎おちんちん」
光忠に言われて長谷部の顔が赤くなる。
包茎とはいえ、仮性である。少し手で下げてやれば皮は剥けるのだ。だが、光忠は長谷部の皮をズリ下ろすのを好まなかった。皮を被らせたまま手コキしたりフェラをしたりすることを好んだのだ。
光忠が長谷部の裏筋を亀頭で擦ってくる。
「っ……」
「可愛いおちんちん、ごしごししてあげるよ」
長谷部の腰をしっかりホールドすると、光忠は前を自らのペニスで刺激しながら、長谷部の後孔に指を這わせた。
「おい」
「ん? なんだい?」
「何をするつもりだ」
「今日は長谷部くんを気持ちよくしてあげるよ」
後孔をゆっくりマッサージしていると、長谷部のそこはヒクヒクと動き出す。何度となく光忠や性具を咥え込んだそこは、少しの刺激で性器へと変わるのだった。
まずは指先を浅く抜き差しする。今度は少し奥まで……前立腺を軽く押してやれば、長谷部の後孔はきゅうきゅうと光忠の指を締め付けた。
いつもなら、ここで執拗に前立腺を弄られるのだが、この日光忠はあっさりと指を抜いてしまった。
「?」
「物足りないって顔してるね」
「なっ……そんなことは……」
「大丈夫。今日はこれを入れようね」
言うと、光忠は床に並んでいた道具の中からエネマグラを持ってきた。
「深呼吸して」
長谷部の呼吸に合わせてエネマグラを後孔に埋めていく。
シリコンで出来たエネマグラはにゅるりと長谷部の中に入り込むと、弾力のある先端で前立腺を押した。
「く、ぁ……」
「最初は気持ち悪いかもしれないけど、そのうち慣れるよ」
笑いながら光忠は自らの後孔を寛げ、そこに少し大きめのバイブを挿入した。
「は、ぁ……入った、ぁ……」
何度か抜き差ししたあとで、スイッチを入れる。虫の羽音のような振動音が部屋に響いた。
あとは向かい合わせに寝転がって互いの性器を愛撫する。先端を撫でたり、竿を扱いたり……徐々に昂ってきたところで、光忠はオナホールに手を伸ばした。
ローションをたっぷり注入すると、
「長谷部くん、ちょっと冷たいかもしれないよ」
長谷部のペニスにオナホールをかぶせた。オナホールの襞によって、長谷部の皮が剥かれる。
「~~~~~~~っっ!」
長谷部の腰が跳ねた。
ちゅこちゅこと何度か扱いてやれば、その度に長谷部のペニスが脈打つ。
ある程度オナホールの中が広がったところで、光忠は長谷部が挿入しているのとは反対側に自らの切っ先を宛がった。
「み、みちゅただ、な、なにを、すゆ……」
「こうするんだよ!」
にゅぐぐぐぐぐ!
「あぁぁぁぁぁぁぁ!」
オナホールの中が2本のペニスで埋められた。
光忠がオナホールに手を添えて、腰を振り始める。オナホールの中で、光忠と長谷部のペニスが互いを擦り合った。
「なんだ、これ! なんだ……こえぇ」
「ニセモノおまんこの中に、今、僕と長谷部くんが入ってるんだよ……聞こえる? えっちな音」
ぐぷぐぷっ……じゅこじゅこじゅこじゅこ
次第に長谷部の腰も揺れてくる。
腰を揺らせば揺らすほど、前立腺に当てられたエネマグラの先端が長谷部のイイトコロを刺激した。
「あぁっ! 長谷部くんっ、イキそうだよ……長谷部くんのおちんちん、みるく塗れにさせて!」
「あ゛~っ、きもちぃ、きもちいぃ! 俺も、イキそうだ……っ!」
「あ、イク! イクイク!」
光忠が射精する。熱い精液を感じて、長谷部も達した。
達しても尚二人の腰は止まらず、互いの性器に白濁を塗り込むようにオナホールを犯し続ける。
ようやくオナホールからペニスを抜けば、二人のペニスは泡立った精液に塗れていた。
シックスナインで、ブレンドされた精液に塗れたペニスを清め合うと、光忠と長谷場は抱き合って眠った。
閨務めとは読んで字のごとく、審神者の閨事の相手をすることだ。日によって当番の刀剣男士は違うが、だいたいは二人一組で審神者の部屋に呼ばれた。
二人一組で呼ばれた刀剣男士が何をするのか――審神者の相手をするのが筋なのだろうが、この本丸の審神者は少し変わっていた。
目の前で二人の刀剣男士が交わるのを、ただ見るだけなのだ。
自らは何も言わず何もせず、ただ、椅子に腰かけてじっとそれを眺めている。なんとも奇妙な男だった。
今日の閨務めの当番は、光忠と長谷部だった。
他の者より少しだけ早く夕食を済ませ湯浴みに行き、身体を綺麗にしてから審神者の部屋に向かう。
「入ります」
長谷部が控えめに扉をノックすると、「入れ」と微かな声がした。
重々しい扉を開ければ、部屋に焚き染められた甘ったるい香の匂いに噎せそうになる。催淫作用のある香だというが、長谷部はこの匂いが好きではなかった。鼻腔の奥にまとわりつき、思考回路を麻痺させるような匂いだ。花とも熟しきった果実ともつかない香りは、徐々に長谷部の体の芯を蝕んでくる。
少しして光忠もやってくる。手には大きめの紙袋を持っていた。
「遅くなってごめんね。主くんには、今日は特別なものを見せてあげるよ」
いぶかしがる長谷部をよそに、光忠は紙袋の中から次々と妖しげな物を取り出した。
ファーの付いたハンドカフス、女性器を模したオナホール、凶悪な形のバイブ、前立腺を刺激するエネマグラ……
「どこでそんなものを――」
「秘密だよ。主くんに喜んでもらいたくて奮発したんだ」
光忠は几帳面にそれらを床に並べると、長谷部の腰を引き寄せた。
「じゃぁ、始めるよ」
「あぁ」
長谷部の薄い唇に光忠の唇が重なる。
互いの腰を摩りながら、角度を変えて唇をすり合わせる。光忠が遠慮がちに長谷部の唇を舐めると、長谷部が舌を甘噛みした。次いで、長谷部が舌を出す。光忠は自分の舌を擦り付けると、ちゅうっと強く吸った。
唇が深く交わる。唾液を交換しあい、それぞれの口中の性感帯を刺激していると、徐々に息が上がってきた。
「脱がして良いかい?」
「もたもたするなよ」
光忠が長谷部のベルトに手を掛ける。するりとスラックスを下ろせば、長谷部のペニスは完全に勃起し、下着にいやらしいシミを作っていた。
「えっちだね」
「貴様も脱げ、光忠」
「うん」
光忠も服を脱ぐ。セクシーなタンガに強調された屹立がいやらしい。
腰をすり合わせながらキスをする。時折乳首を弄るのも忘れない。
徐々に頭がぼうっとしてくる。何も考えられなくなってくる。下着を鬱陶しく感じる。
どちらからともなく相手の下着に手を掛けて脱がし、性器を露わにすれば、それぞれのペニスが引き締まった腹筋を叩いた。
「かわいいね、長谷部くんの包茎おちんちん」
光忠に言われて長谷部の顔が赤くなる。
包茎とはいえ、仮性である。少し手で下げてやれば皮は剥けるのだ。だが、光忠は長谷部の皮をズリ下ろすのを好まなかった。皮を被らせたまま手コキしたりフェラをしたりすることを好んだのだ。
光忠が長谷部の裏筋を亀頭で擦ってくる。
「っ……」
「可愛いおちんちん、ごしごししてあげるよ」
長谷部の腰をしっかりホールドすると、光忠は前を自らのペニスで刺激しながら、長谷部の後孔に指を這わせた。
「おい」
「ん? なんだい?」
「何をするつもりだ」
「今日は長谷部くんを気持ちよくしてあげるよ」
後孔をゆっくりマッサージしていると、長谷部のそこはヒクヒクと動き出す。何度となく光忠や性具を咥え込んだそこは、少しの刺激で性器へと変わるのだった。
まずは指先を浅く抜き差しする。今度は少し奥まで……前立腺を軽く押してやれば、長谷部の後孔はきゅうきゅうと光忠の指を締め付けた。
いつもなら、ここで執拗に前立腺を弄られるのだが、この日光忠はあっさりと指を抜いてしまった。
「?」
「物足りないって顔してるね」
「なっ……そんなことは……」
「大丈夫。今日はこれを入れようね」
言うと、光忠は床に並んでいた道具の中からエネマグラを持ってきた。
「深呼吸して」
長谷部の呼吸に合わせてエネマグラを後孔に埋めていく。
シリコンで出来たエネマグラはにゅるりと長谷部の中に入り込むと、弾力のある先端で前立腺を押した。
「く、ぁ……」
「最初は気持ち悪いかもしれないけど、そのうち慣れるよ」
笑いながら光忠は自らの後孔を寛げ、そこに少し大きめのバイブを挿入した。
「は、ぁ……入った、ぁ……」
何度か抜き差ししたあとで、スイッチを入れる。虫の羽音のような振動音が部屋に響いた。
あとは向かい合わせに寝転がって互いの性器を愛撫する。先端を撫でたり、竿を扱いたり……徐々に昂ってきたところで、光忠はオナホールに手を伸ばした。
ローションをたっぷり注入すると、
「長谷部くん、ちょっと冷たいかもしれないよ」
長谷部のペニスにオナホールをかぶせた。オナホールの襞によって、長谷部の皮が剥かれる。
「~~~~~~~っっ!」
長谷部の腰が跳ねた。
ちゅこちゅこと何度か扱いてやれば、その度に長谷部のペニスが脈打つ。
ある程度オナホールの中が広がったところで、光忠は長谷部が挿入しているのとは反対側に自らの切っ先を宛がった。
「み、みちゅただ、な、なにを、すゆ……」
「こうするんだよ!」
にゅぐぐぐぐぐ!
「あぁぁぁぁぁぁぁ!」
オナホールの中が2本のペニスで埋められた。
光忠がオナホールに手を添えて、腰を振り始める。オナホールの中で、光忠と長谷部のペニスが互いを擦り合った。
「なんだ、これ! なんだ……こえぇ」
「ニセモノおまんこの中に、今、僕と長谷部くんが入ってるんだよ……聞こえる? えっちな音」
ぐぷぐぷっ……じゅこじゅこじゅこじゅこ
次第に長谷部の腰も揺れてくる。
腰を揺らせば揺らすほど、前立腺に当てられたエネマグラの先端が長谷部のイイトコロを刺激した。
「あぁっ! 長谷部くんっ、イキそうだよ……長谷部くんのおちんちん、みるく塗れにさせて!」
「あ゛~っ、きもちぃ、きもちいぃ! 俺も、イキそうだ……っ!」
「あ、イク! イクイク!」
光忠が射精する。熱い精液を感じて、長谷部も達した。
達しても尚二人の腰は止まらず、互いの性器に白濁を塗り込むようにオナホールを犯し続ける。
ようやくオナホールからペニスを抜けば、二人のペニスは泡立った精液に塗れていた。
シックスナインで、ブレンドされた精液に塗れたペニスを清め合うと、光忠と長谷場は抱き合って眠った。