ある宿の一室。いや、宿というには豪華なその室内はホテルと呼ばれる類のものだ。調度品はそれなりのものが揃えられ、スイートとまではいかないがそこそこ良い値段のする広い部屋だ。
ローはその広い室内の、やはり大きめのベッドに身を委ね思考を巡らせていた。
現在ハートの海賊団と麦わら一味の面々は前述のホテルに滞在していた。
戦いに明け暮れるばかりだった日々の中のいっときの平穏。久しぶりに街に繰り出した同盟仲間たちはそれぞれ束の間の休息を楽しんでいた。
これまでの旅同様に寝場所なんて船か安宿で十分のはずだったのに、なぜ冒頭のホテルに滞在することになったのか。
すべては恋愛脳全開のローが原因であった。
今回の山場を終えるまでかなりの日数を要した。その間は色恋事に構っていられず当然夜の営みもお預けだ。ローにとっての営みは昼も夜も関係ないのは余談だが。
本当は大好きなルフィとイチャイチャしたい。甘やかして可愛がりたい。セックスしたい。しまくりたい。ローの脳内は九割方をルフィが占めていた。
しかし同盟相手である手前、また海賊団の船長としての手前、そんな浮ついたマネなどできるわけがない。
ローは完全に鬱憤が溜まっていた。だがそれ以上に性欲も溜まっていた。
この戦いが終わったら絶対ルフィとふたりだけで過ごす時間を作るのだと心に決めていた。というか全力で顔に書いてあった。のちに語る両クルーたち全員が同じ意見だった。
せっかくルフィと一緒の大切な時間を過ごすのならば快適な空間と場所である事が望ましい。はじめは自分とルフィだけに良い部屋をとろうと思っていた。しかしそれではルフィを連れ出すために一味の了承を得ることは難しい。ならば一味全員も同ランクの部屋を宛がえば問題ないだろう。また自分のクルーたちからも不平が出ることが予想されたため、結局は同盟全員が同じホテルに滞在することになったのだ。
はっきりいって出費はかなりのものだが、ルフィとの甘い時間を過ごせるのなら金に糸目をつけている場合ではない。ローはどんなことをしてでもルフィと一緒にいたかったのだ。金がないなら闇医者稼業でもなんでもやってやるくらいの勢いだった。
金持ち共からいかにして法外な金額を搾り取るかなどと物騒な計画を立てている最中だった。
「トラ男…」
自分を呼ぶ愛しい声で瞬時に我に返る。そのままBJ計画は速攻で光の彼方に消え去った。
見上げた目線の先には、浴室へ続く部屋の扉から顔を覗かせたルフィの困ったような表情があった。
久しぶりに見るルフィのそんな表情にローは思わずニヤけた。もちろん心の中で。たったこれしきの事でだらしのない顔はルフィには見せたくない。
格好悪い自分などもう何度も見られた。それでもやっぱりルフィの前ではストイックな自分でありたいと思う。それにニヤける場面などこれからする行為の最中に何度だってあるだろう。だらけた顔はそのときにいくらでも晒しまくればいい。
「どうした麦わら屋」
期待に緩みそうになる顔を叱咤し、表面だけはなんとか平静を装う。
「なあ…、ほんとにこんなカッコ…、笑わねえ…?」
恥ずかしそうに、いたたまれなそうに、ルフィが扉の影からチラチラとこちらを窺う。もうその様子だけでむしろ自分の股間がいたたまれなくなった。
「笑うわけねえだろ?」
心配そうなルフィの声に優しく答えてやる。そして逸る気持ちを抑えきれず、気付けば足はルフィの元に向かっていた。
一刻も早く見たかったのだ。ルフィのランジェリー姿が。
「ト、トラ男…! こっち来んなよっ…!」
よっぽど自分の恥ずかしい姿を見られるのがイヤなのか、ルフィが慌てて扉の内側に消える。そのまま扉を閉められそうになったがノブを掴んで阻止してやった。
「ちゃんと着替えられたのか?」
軽い抵抗など物ともせず扉を開けると、そこには可愛い恋人の悩ましい姿があった。
「ッ…、トラ男の言う通り…着替えたぞ…」
ルフィは羞恥に顔を赤く染め、普通の男ならば一生着る事がないであろう下着の裾を落ち着かなそうに掴んでいた。
ローにこれを着て欲しいと言われたとき、当たり前だが動揺した。ローに差し出されたそれはどう考えても男が着るものではないからだ。しかしローは、どうしてもルフィにこれを着てもらいたいのだと言う。
かなり迷ったが大好きなローが喜ぶのならそれくらい叶えてあげてもいいかなと思った。本当に自分はローのことが好きすぎると改めて実感した。
でももし笑われたらどうしよう。自分は女じゃないし、こんなものが似合わない事くらい着なくてもわかる。おかしい、みっともないとか言われたら軽く死ねる。それが気がかりだったのだが。
どう見ても目の前にいる男は、自分の滑稽でしかない姿に興奮していた。
「…すげえ似合ってる…」
欲を含んだ熱い眼差しと声でそう言われ、今度はさっきとは違う意味合いの羞恥にますます顔が赤くなる。自分では到底似合うとは思えないおかしな格好を見てローが欲情している。その事実を目の当たりにして自分まで身体が熱くなってくるのだった。
「…あんまり見んなよ…」
少し拗ねたような口調でルフィが上目遣いをしてくる。
ローの視線から逃れるよう、ルフィは相変わらずベビードールの裾を引っ張って下肢を隠そうとしていた。心なしか足も内股気味だ。
普段ガサツで能天気なやつが自分の前でだけこういうしおらしい態度をされると本気でグッとくる。
「どうしてだ、最高に可愛いぞ?」
本当にルフィのランジェリー姿は可愛かった。
あまり過激なものだと着てもらえない可能性があるため、ベビードールはごく一般的なキャミソール型のものにした。
ピュアホワイトのそれは清純ながらもシースルー素材で出来ているため、素肌やピンク色の乳首が透けていやらしさ抜群だ。
アンダーで切り替えになったバスト部分から下は広がるフレア型になっていて、動くとひらひら揺れて可愛らしい。丈は短めで、お揃いのショーツが隠れそうで隠れない長さがなんとも絶妙だった。
ショーツとストッキングもベビードールと同じ素材で出来ている。どちらも透ける素材の純白は清らかでいて実に官能的でもあった。まさに処女と娼婦の要素を一度に兼ね備えた仕上がりにローは大満足だった。
すぐにでもベッドに持ち運んで喘がせてやりたい気分だったが、セットで渡したパーツがひとつ足りないことに気付いた。
「麦わら屋、ガーターはどうした」
下肢を隠すように覆われていた手で見えなかったが、そういえば肝心の悩殺アイテムが見当たらない。
「…あのヒモか? よくわかんねえからつけてねえぞ…」
やはりというか予想はしていたが、ルフィはガーターベルトの存在を綺麗に無視していた。
こいつは何もわかっていない…。男のロマンというものをちっとも理解していない。いや、わかっていないところが無垢で可愛いのだが。
しかしガーターがあるとないとではエロさの度合いが違う。機能としては大して必要なものでもないが、あれをつけたらルフィの可愛さといやらしさはさらに増すであろうことが容易に想像できた。
広い洗面台に放置された布キレを見つけ早速ルフィにつけてやることにする。
「少しじっとしてろ」
ルフィの前に屈み込むと下肢を覆っていた邪魔な手をどかせる。
「…っ」
隠していた前をあらわにされ、ルフィの顔が恥ずかしさでさらに歪んだ。自分以外の者に見せることがないその表情はローの嗜虐心を満たす。
心で笑みをこぼしながらルフィの下肢にガーターを装着していく。
本来であればショーツを脱がす事が出来るようガーターを先につけなくてはならないのだが、そこは特に気にしない。このショーツは両サイドをリボンで結ぶタイプのものなので、ガーターの下からでも簡単に脱がせることができるのだ。
「トラ男…まだかよ…」
羞恥に耐え切れないというようにルフィがぐずついた声を出す。耳をくすぐる甘い声音に危うく股間がいきり立ちそうになったがなんとか耐えた。
「もう少しおとなしくしていろ」
ローは面前の絶景を楽しみながら、ゆっくりとストッキングにクリップを止めていく。その際少しだけ身体に触れる事になるのだが、その少しの刺激だけでルフィは敏感に反応する。
それは先ほど一緒に入った風呂で悪戯をしてしまったせいだろう。
体を洗うという名目で散々ルフィに触りまくってやった。ルフィが感じる胸や下半身は特に念入りに、ほぼ愛撫に近いくらいの手つきで体を洗った。
「…ンッ、…ぁ…」
スポンジを使わず素手で洗ってやったのも功を奏したのか泡まみれにされたルフィが可愛い声を上げる。洗われているだけなのに勃起してしまったペニスが切なそうに震えていたが、あえてイかせてやらなかった。焦らされるルフィの姿が見たいからだ。
もちろん尻の中も綺麗にした。指を一本だけ差し入れ捏ね回すように中を洗う。
「あっ…、トラ男…ッ」
つい今しがたペニスに施した愛撫のせいでルフィがイかせて欲しそうに腰を揺らす。だが中途半端に焦らすだけ焦らして中の指を抜き去った。
そんな状態のまま自分は先に風呂を出てしまったので、ルフィは早く抱いて欲しくて仕方がないだろう。
思惑通り、いま目の前にある未成熟な雄は勃起していた。透ける素材のショーツはルフィの甘く勃起したペニスを隠しきるのは難しい。ただでさえ小さな下着に押し込まれたソコは見るからに窮屈そうで、少しはみ出した先端部分はすでに濡れていた。
ローは今すぐにでもそこを咥えて射精させてやりたいという欲求をなんとか押しとどめ、着実に作業を進めていった。
「次は後ろだ」
ようやく前部分を止め終え、今度は後ろのストラップに取り掛かる。
後ろからの眺めも最高にいやらしかった。ショーツはTバックではないが布地の面積が少なく、丸い尻にステッチ部分が食い込む様が酷くエロティックだった。もちろん後ろもシースルーなのでルフィの可愛らしい尻の割れ目もよく見えた。
ガーターをつけられたルフィの姿はやはり予想通りいやらしくそして可愛かった。できる事なら写真か映像にでも残しておきたいところだったがルフィが嫌がるのでさすがにやめた。
「おれだけこんなカッコで、トラ男ずりぃ…」
ガーターをつけ終えたローが立ち上がると、恨めしそうにルフィが見上げてくる。
確かに自分は風呂から出たあといつも通り下着とジーンズを身に着けていた。全裸のままだとなんとなくやる気満々という感じがして気まずかったのだ。いや、やる気満々なのは間違ってはいないが。
「コレ…、どうせあとで脱ぐんだろ?」
ルフィがベビードールの裾をつまんで唇を尖らせる。可愛すぎるので是非やめて欲しい。
「いや、脱がせねえ」
もったいないから、の形容詞は省略した。変態的発言は極力控える。
「脱がせるとしても…コレだけだな」
ショーツのサイドリボンをほどく素振りでいやらしくルフィに笑いかける。
「ッ…、ヘンタイ…!」
ローの言ったその恥ずかしい姿を想像してしまったのか、ルフィが耳まで真っ赤になった。お蔭で自分までつられてルフィの痴態を想像してしまい、一気に息子が急成長を遂げた。
どちらにしてもローが変態なのに変わりがない事がルフィのひとことで証言されたのだけは確かだった。
スケベ変態エロオヤジと暴れるルフィを無理矢理抱えベッドに運ぶ。いや、さすがにエロオヤジはないだろう。変態であることは認めるが。
そっとベッドに降ろしてやると、あれだけ騒いでいたルフィが急に静かになった。
「…トラ男は…、やっぱり…女がいいのか?」
不安げにカワイイことを言われ、思わず顔がほころびそうになる。女の格好をさせられたことに対してルフィなりに何か思う所があったのだろう。
「おれはお前を女として扱いたいわけじゃねえ」
これは本当だ。もし女がいいのならこんな回りくどい事などせずさっさとルフィから離れていってる。
「女なんてどうでもいい。おれは男であるお前が抱きたい」
「…っ」
流れで思わぬ本音を告げられ、ルフィの不安そうな顔が一瞬で安堵に変わった。こんなくびれも膨らみもない男の体をローは抱きたいと言ってくれる。それが嬉しくてたまらなかった。
そんな思いとは裏腹に、はっきり言ってローはルフィの身体に夢中だった。敏感で小気味良く、快感を与えてやると素直に反応するルフィの身体はかなり自分好みだ。
「おれはお前にしか興味ねえ」
言いながらベビードールの下の素肌に触れると、火照り始めた身体はピクリと跳ねる。
こんな極上の身体を知ってしまったらそこらの女じゃ到底満足などできるはずがない。もちろんルフィ以外の者を抱くつもりなど毛頭ないが。
「男のお前が女の格好をするからこそ興奮するし、逆にすげえそそられる」
腰を抱き込みゆっくりと頬を撫でてやる。
「ほんとにすげえイヤラシくて可愛い…」
ローが興奮気味に、そして愛おしそうにルフィに口付けを落とす。
「んっ…」
優しく唇を塞がれルフィが嬉しそうにそれを受け入れた。
ふたりだけで過ごす時間を楽しみにしていたのは何もローだけではない。ルフィだってずっとローとこうしたかったのだ。
最初の頃は互いの気持ちが噛み合わなくて不安にさせられたりもした。だが本当の思いが通じ合うようになってからローは変わった。
吹っ切れたローは本当に凄かった。まずクルーの前で自分たちの関係を隠そうとしなくなった。むしろ麦わら屋はおれのものだと言わんばかりに、いつでも自分を側に置きたがった。
ふたりでいるときやベッドの中ではこっちが恥ずかしくなるくらいに愛を囁かれた。散々に甘やかされて可愛がられて、このままでは自分はローなしでは生きていけなくなるのではないかと心配になった。それでもふたりでいる時間は心地良く、一層ルフィはローに溺れていった。
ローはその広い室内の、やはり大きめのベッドに身を委ね思考を巡らせていた。
現在ハートの海賊団と麦わら一味の面々は前述のホテルに滞在していた。
戦いに明け暮れるばかりだった日々の中のいっときの平穏。久しぶりに街に繰り出した同盟仲間たちはそれぞれ束の間の休息を楽しんでいた。
これまでの旅同様に寝場所なんて船か安宿で十分のはずだったのに、なぜ冒頭のホテルに滞在することになったのか。
すべては恋愛脳全開のローが原因であった。
今回の山場を終えるまでかなりの日数を要した。その間は色恋事に構っていられず当然夜の営みもお預けだ。ローにとっての営みは昼も夜も関係ないのは余談だが。
本当は大好きなルフィとイチャイチャしたい。甘やかして可愛がりたい。セックスしたい。しまくりたい。ローの脳内は九割方をルフィが占めていた。
しかし同盟相手である手前、また海賊団の船長としての手前、そんな浮ついたマネなどできるわけがない。
ローは完全に鬱憤が溜まっていた。だがそれ以上に性欲も溜まっていた。
この戦いが終わったら絶対ルフィとふたりだけで過ごす時間を作るのだと心に決めていた。というか全力で顔に書いてあった。のちに語る両クルーたち全員が同じ意見だった。
せっかくルフィと一緒の大切な時間を過ごすのならば快適な空間と場所である事が望ましい。はじめは自分とルフィだけに良い部屋をとろうと思っていた。しかしそれではルフィを連れ出すために一味の了承を得ることは難しい。ならば一味全員も同ランクの部屋を宛がえば問題ないだろう。また自分のクルーたちからも不平が出ることが予想されたため、結局は同盟全員が同じホテルに滞在することになったのだ。
はっきりいって出費はかなりのものだが、ルフィとの甘い時間を過ごせるのなら金に糸目をつけている場合ではない。ローはどんなことをしてでもルフィと一緒にいたかったのだ。金がないなら闇医者稼業でもなんでもやってやるくらいの勢いだった。
金持ち共からいかにして法外な金額を搾り取るかなどと物騒な計画を立てている最中だった。
「トラ男…」
自分を呼ぶ愛しい声で瞬時に我に返る。そのままBJ計画は速攻で光の彼方に消え去った。
見上げた目線の先には、浴室へ続く部屋の扉から顔を覗かせたルフィの困ったような表情があった。
久しぶりに見るルフィのそんな表情にローは思わずニヤけた。もちろん心の中で。たったこれしきの事でだらしのない顔はルフィには見せたくない。
格好悪い自分などもう何度も見られた。それでもやっぱりルフィの前ではストイックな自分でありたいと思う。それにニヤける場面などこれからする行為の最中に何度だってあるだろう。だらけた顔はそのときにいくらでも晒しまくればいい。
「どうした麦わら屋」
期待に緩みそうになる顔を叱咤し、表面だけはなんとか平静を装う。
「なあ…、ほんとにこんなカッコ…、笑わねえ…?」
恥ずかしそうに、いたたまれなそうに、ルフィが扉の影からチラチラとこちらを窺う。もうその様子だけでむしろ自分の股間がいたたまれなくなった。
「笑うわけねえだろ?」
心配そうなルフィの声に優しく答えてやる。そして逸る気持ちを抑えきれず、気付けば足はルフィの元に向かっていた。
一刻も早く見たかったのだ。ルフィのランジェリー姿が。
「ト、トラ男…! こっち来んなよっ…!」
よっぽど自分の恥ずかしい姿を見られるのがイヤなのか、ルフィが慌てて扉の内側に消える。そのまま扉を閉められそうになったがノブを掴んで阻止してやった。
「ちゃんと着替えられたのか?」
軽い抵抗など物ともせず扉を開けると、そこには可愛い恋人の悩ましい姿があった。
「ッ…、トラ男の言う通り…着替えたぞ…」
ルフィは羞恥に顔を赤く染め、普通の男ならば一生着る事がないであろう下着の裾を落ち着かなそうに掴んでいた。
ローにこれを着て欲しいと言われたとき、当たり前だが動揺した。ローに差し出されたそれはどう考えても男が着るものではないからだ。しかしローは、どうしてもルフィにこれを着てもらいたいのだと言う。
かなり迷ったが大好きなローが喜ぶのならそれくらい叶えてあげてもいいかなと思った。本当に自分はローのことが好きすぎると改めて実感した。
でももし笑われたらどうしよう。自分は女じゃないし、こんなものが似合わない事くらい着なくてもわかる。おかしい、みっともないとか言われたら軽く死ねる。それが気がかりだったのだが。
どう見ても目の前にいる男は、自分の滑稽でしかない姿に興奮していた。
「…すげえ似合ってる…」
欲を含んだ熱い眼差しと声でそう言われ、今度はさっきとは違う意味合いの羞恥にますます顔が赤くなる。自分では到底似合うとは思えないおかしな格好を見てローが欲情している。その事実を目の当たりにして自分まで身体が熱くなってくるのだった。
「…あんまり見んなよ…」
少し拗ねたような口調でルフィが上目遣いをしてくる。
ローの視線から逃れるよう、ルフィは相変わらずベビードールの裾を引っ張って下肢を隠そうとしていた。心なしか足も内股気味だ。
普段ガサツで能天気なやつが自分の前でだけこういうしおらしい態度をされると本気でグッとくる。
「どうしてだ、最高に可愛いぞ?」
本当にルフィのランジェリー姿は可愛かった。
あまり過激なものだと着てもらえない可能性があるため、ベビードールはごく一般的なキャミソール型のものにした。
ピュアホワイトのそれは清純ながらもシースルー素材で出来ているため、素肌やピンク色の乳首が透けていやらしさ抜群だ。
アンダーで切り替えになったバスト部分から下は広がるフレア型になっていて、動くとひらひら揺れて可愛らしい。丈は短めで、お揃いのショーツが隠れそうで隠れない長さがなんとも絶妙だった。
ショーツとストッキングもベビードールと同じ素材で出来ている。どちらも透ける素材の純白は清らかでいて実に官能的でもあった。まさに処女と娼婦の要素を一度に兼ね備えた仕上がりにローは大満足だった。
すぐにでもベッドに持ち運んで喘がせてやりたい気分だったが、セットで渡したパーツがひとつ足りないことに気付いた。
「麦わら屋、ガーターはどうした」
下肢を隠すように覆われていた手で見えなかったが、そういえば肝心の悩殺アイテムが見当たらない。
「…あのヒモか? よくわかんねえからつけてねえぞ…」
やはりというか予想はしていたが、ルフィはガーターベルトの存在を綺麗に無視していた。
こいつは何もわかっていない…。男のロマンというものをちっとも理解していない。いや、わかっていないところが無垢で可愛いのだが。
しかしガーターがあるとないとではエロさの度合いが違う。機能としては大して必要なものでもないが、あれをつけたらルフィの可愛さといやらしさはさらに増すであろうことが容易に想像できた。
広い洗面台に放置された布キレを見つけ早速ルフィにつけてやることにする。
「少しじっとしてろ」
ルフィの前に屈み込むと下肢を覆っていた邪魔な手をどかせる。
「…っ」
隠していた前をあらわにされ、ルフィの顔が恥ずかしさでさらに歪んだ。自分以外の者に見せることがないその表情はローの嗜虐心を満たす。
心で笑みをこぼしながらルフィの下肢にガーターを装着していく。
本来であればショーツを脱がす事が出来るようガーターを先につけなくてはならないのだが、そこは特に気にしない。このショーツは両サイドをリボンで結ぶタイプのものなので、ガーターの下からでも簡単に脱がせることができるのだ。
「トラ男…まだかよ…」
羞恥に耐え切れないというようにルフィがぐずついた声を出す。耳をくすぐる甘い声音に危うく股間がいきり立ちそうになったがなんとか耐えた。
「もう少しおとなしくしていろ」
ローは面前の絶景を楽しみながら、ゆっくりとストッキングにクリップを止めていく。その際少しだけ身体に触れる事になるのだが、その少しの刺激だけでルフィは敏感に反応する。
それは先ほど一緒に入った風呂で悪戯をしてしまったせいだろう。
体を洗うという名目で散々ルフィに触りまくってやった。ルフィが感じる胸や下半身は特に念入りに、ほぼ愛撫に近いくらいの手つきで体を洗った。
「…ンッ、…ぁ…」
スポンジを使わず素手で洗ってやったのも功を奏したのか泡まみれにされたルフィが可愛い声を上げる。洗われているだけなのに勃起してしまったペニスが切なそうに震えていたが、あえてイかせてやらなかった。焦らされるルフィの姿が見たいからだ。
もちろん尻の中も綺麗にした。指を一本だけ差し入れ捏ね回すように中を洗う。
「あっ…、トラ男…ッ」
つい今しがたペニスに施した愛撫のせいでルフィがイかせて欲しそうに腰を揺らす。だが中途半端に焦らすだけ焦らして中の指を抜き去った。
そんな状態のまま自分は先に風呂を出てしまったので、ルフィは早く抱いて欲しくて仕方がないだろう。
思惑通り、いま目の前にある未成熟な雄は勃起していた。透ける素材のショーツはルフィの甘く勃起したペニスを隠しきるのは難しい。ただでさえ小さな下着に押し込まれたソコは見るからに窮屈そうで、少しはみ出した先端部分はすでに濡れていた。
ローは今すぐにでもそこを咥えて射精させてやりたいという欲求をなんとか押しとどめ、着実に作業を進めていった。
「次は後ろだ」
ようやく前部分を止め終え、今度は後ろのストラップに取り掛かる。
後ろからの眺めも最高にいやらしかった。ショーツはTバックではないが布地の面積が少なく、丸い尻にステッチ部分が食い込む様が酷くエロティックだった。もちろん後ろもシースルーなのでルフィの可愛らしい尻の割れ目もよく見えた。
ガーターをつけられたルフィの姿はやはり予想通りいやらしくそして可愛かった。できる事なら写真か映像にでも残しておきたいところだったがルフィが嫌がるのでさすがにやめた。
「おれだけこんなカッコで、トラ男ずりぃ…」
ガーターをつけ終えたローが立ち上がると、恨めしそうにルフィが見上げてくる。
確かに自分は風呂から出たあといつも通り下着とジーンズを身に着けていた。全裸のままだとなんとなくやる気満々という感じがして気まずかったのだ。いや、やる気満々なのは間違ってはいないが。
「コレ…、どうせあとで脱ぐんだろ?」
ルフィがベビードールの裾をつまんで唇を尖らせる。可愛すぎるので是非やめて欲しい。
「いや、脱がせねえ」
もったいないから、の形容詞は省略した。変態的発言は極力控える。
「脱がせるとしても…コレだけだな」
ショーツのサイドリボンをほどく素振りでいやらしくルフィに笑いかける。
「ッ…、ヘンタイ…!」
ローの言ったその恥ずかしい姿を想像してしまったのか、ルフィが耳まで真っ赤になった。お蔭で自分までつられてルフィの痴態を想像してしまい、一気に息子が急成長を遂げた。
どちらにしてもローが変態なのに変わりがない事がルフィのひとことで証言されたのだけは確かだった。
スケベ変態エロオヤジと暴れるルフィを無理矢理抱えベッドに運ぶ。いや、さすがにエロオヤジはないだろう。変態であることは認めるが。
そっとベッドに降ろしてやると、あれだけ騒いでいたルフィが急に静かになった。
「…トラ男は…、やっぱり…女がいいのか?」
不安げにカワイイことを言われ、思わず顔がほころびそうになる。女の格好をさせられたことに対してルフィなりに何か思う所があったのだろう。
「おれはお前を女として扱いたいわけじゃねえ」
これは本当だ。もし女がいいのならこんな回りくどい事などせずさっさとルフィから離れていってる。
「女なんてどうでもいい。おれは男であるお前が抱きたい」
「…っ」
流れで思わぬ本音を告げられ、ルフィの不安そうな顔が一瞬で安堵に変わった。こんなくびれも膨らみもない男の体をローは抱きたいと言ってくれる。それが嬉しくてたまらなかった。
そんな思いとは裏腹に、はっきり言ってローはルフィの身体に夢中だった。敏感で小気味良く、快感を与えてやると素直に反応するルフィの身体はかなり自分好みだ。
「おれはお前にしか興味ねえ」
言いながらベビードールの下の素肌に触れると、火照り始めた身体はピクリと跳ねる。
こんな極上の身体を知ってしまったらそこらの女じゃ到底満足などできるはずがない。もちろんルフィ以外の者を抱くつもりなど毛頭ないが。
「男のお前が女の格好をするからこそ興奮するし、逆にすげえそそられる」
腰を抱き込みゆっくりと頬を撫でてやる。
「ほんとにすげえイヤラシくて可愛い…」
ローが興奮気味に、そして愛おしそうにルフィに口付けを落とす。
「んっ…」
優しく唇を塞がれルフィが嬉しそうにそれを受け入れた。
ふたりだけで過ごす時間を楽しみにしていたのは何もローだけではない。ルフィだってずっとローとこうしたかったのだ。
最初の頃は互いの気持ちが噛み合わなくて不安にさせられたりもした。だが本当の思いが通じ合うようになってからローは変わった。
吹っ切れたローは本当に凄かった。まずクルーの前で自分たちの関係を隠そうとしなくなった。むしろ麦わら屋はおれのものだと言わんばかりに、いつでも自分を側に置きたがった。
ふたりでいるときやベッドの中ではこっちが恥ずかしくなるくらいに愛を囁かれた。散々に甘やかされて可愛がられて、このままでは自分はローなしでは生きていけなくなるのではないかと心配になった。それでもふたりでいる時間は心地良く、一層ルフィはローに溺れていった。
静かな部屋に衣擦れとリップ音だけが響く。
「はぁ…、ン トラ男…」
ルフィがもっととキスをせがむようにローの首に腕を回す。風呂場で焦らされまくった身体は早く快感を与えて欲しくて疼いていた。
口の中を緩く掻き回されながら、ローの手がウエストラインを中心に素肌の上を彷徨う。脇腹を撫でられストッキングの上から太腿をまさぐられ、ルフィの下肢は次第に熱を帯びていった。
「…トラ男…、なぁ…さわって…」
待ちきれなくなったルフィがキスを中断し、ローの首にしがみ付いてもどかしそうに身体を揺らす。
「さわってるだろ?」
ローはいやらしく笑うだけでルフィの望むものをくれようとはしない。身体を這い回る手は肝心の場所には触れてくれず、行き場のない熱だけが内側にどんどん蓄積されていく。
「ん…っ…」
そうじゃないというようにルフィが下肢を押し付けてくる。早く前を気持ち良くしてほしくてたまらなかったのだ。
風呂でローに悪戯をされたときからずっと我慢していた。本当は自分で扱いて出したかったのだが、自慰をする事はローから禁止されていた。ローは自分以外の手でルフィが射精する事を快く思っていなかった。それはルフィ自身の手も例外ではない。そんな束縛ですらルフィは嬉しかった。
「トラ男っ…、なぁトラ男ぉ…」
いよいよルフィが泣き出しそうな声になってきたところでやっとローは満足する。風呂場で焦らされベッドに入ってからも焦らされ、ルフィの下半身はもう相当グズグズになっていることだろう。目に涙を溜め頬を上気させ、ローの手に必死に股間を擦り付けてくるルフィの姿は例えようもないくらいに可愛かった。
「しょうのないやつだ」
焦らされて身悶えるルフィのいやらしい姿を堪能したローは、ようやく本格的に愛撫を与えてやることにする。
「んぁぁっ…!」
ショーツの上から勃起したペニスを握り込んでやるとルフィが気持ち良さそうな声を出した。我慢の末に与えられた快感に歓喜し、もっとして欲しいと腰を揺さぶる。
「すげえビショビショだな…」
焦らされすぎたルフィのペニスは大量の愛液を溢れさせ、ショーツをぐっしょりと濡らしていた。ローはそのショーツごと雄を掴んで擦り上げてやる。
「ぁんっ…あっぁっ…!」
すでに涎を垂らしそうなほどに顔をとろけさせ、ルフィが可愛く喘ぐ。ルフィの感じている顔を見ながら、今日はどうやってこいつを乱れさせてやろうかとローは心の中でほくそ笑んだ。
「アッァン、んっ…きもち イイッ…」
ショーツ越しに竿を扱かれ先端を指の腹で掻き回され、ルフィの下肢が暴れだす。今日初めて与えられる直接的な刺激に、馴らされた身体は悦んでいた。
快感がもう少しでピークに達するというところでローはわざと愛撫の手を止めてしまう。
「はぁ…、ン… トラ男…?」
突然下肢からの快感を失ってしまったルフィが不思議そうに自分を見る。そのまま射精させてもらえるものだと思っていたから少し不満気な様子だ。
「ここは…もう少しお預けだ」
ローが何か企むように笑ってルフィの雄を一撫でする。
「アッァ…!」
焦らされたり与えられたりで、ルフィはそのたびに可愛い反応をする。
いつもなら手で激しく扱かれ熱い舌と唇でたっぷりと舐め回され、腰がとろけてしまうほどに気持ち良くさせられてから射精する。あの快感を知ってしまった今では、物足りなくてたまらないだろう。
「どうしても我慢できなかったら自分でさわってもいいぞ」
「っ、…」
普段は自慰を禁止にしているくせに、今日に限ってそんなことを言う。それは単純に、オナニーするところを自分に見せろという意味でもある。
「トラ男の…いじわる…」
ローのペースにばかり振り回されるのがくやしくて口答えをしてみる。
「意地悪なおれも好きだろ?」
「…!」
自信満々にそう言われ、しかもそれが当たっているものだからルフィは言い返せなくなってしまう。
確かに自分はローに焦らされたり意地悪をされたりすると余計に感じてしまう。いじめられて悦ぶなんてとんだ変態だ。でもそれ以上にローも変態なのだからお似合いと言えばお似合いなのだが。
「…ひゃっ…!」
うだうだと考え事をしていると尻にぬるりとした感触が伝わった。いつの間にかローが後ろの窄まりにローションを塗り込んでいた。
「弄りにくいな…」
ローが舌打ちでもしかねないような言い方でルフィの後孔に指を入れる。
「ぁっあ…、急に…っ」
ショーツを横にずらして尻穴を露出させているのだから弄りにくいのは当たり前だろう。それなら脱がせばいいのに、頑なにショーツを脱がせる事をしないのはローのこだわりというか性癖というか。
「ハァ、ンッ…トラ男っ…、」
そのまま二本の指を出し入れされて再び快感を呼び起こされる。ルフィは前を弄られるのも好きだったが、後ろを弄られるのも大好きだった。
「…んんっ ぁん…、ア…」
指は隅々まで内部を掻き回し、何度もローションを足してはまた中に塗り込まれる。ルフィはいつもより使うローションの量を多く感じた。そのため抜き差しされるたびにルフィの尻穴は卑猥な音をたて、漏らしたようにローションを噴きこぼした。恥ずかしくていたたまれなかったが、中を弄られる気持ちよさに次第にそれもどうでも良くなっていった。
しばらくローションを馴染ませるように抜き差ししたあと指が抜けて行く。すると今度は指とは明らかに違う物が中に入ってきた。
「ンあぁ…っ、な に…っ」
突然挿入された異物に驚いてルフィが自分の下肢を覗き込む。角度的に中の物は見えなかったが、ローが何かを自分の後ろに入れている事だけは分かった。
「ローターだ」
そう言ってさらに異物を押し込まれたあと、中のそれが振動を開始した。
「あっ… やぁ…ッ」
初めて与えられる得体の知れない感覚にルフィの身体は緊張で引き攣った。思わず後孔を締め付けてしまい、そのせいで中に入れられた異物の振動をダイレクトに受け取ってしまった。
「やっぁぁ…、トラ男っ これ、やぁあ…」
自分の胎内を動き回る物体に翻弄され、ルフィが嫌がって抜いて欲しいとせがむ。しかし嫌がりながらも感じている様子は明白だ。いつもの気持ち良さそうな声と快感に揺れる腰はローに嘘をつくことはできない。
「今日は玩具を使うと言ってただろう?」
戸惑うルフィを安心させるように優しく髪を梳き、泣きそうな顔にたくさんキスしてやる。
そういえば風呂場でそんな事を言われたような気がする。ルフィは体を洗われながら感じてしまいローの言葉がよく耳に入っていなかったのだ。
「アッ、あん…、ソコぉ…」
ローの指がローターの位置を前立腺に固定する。気持ち良くなってしまうその部分にピタリとローターを当てられ、さらに強くなった振動で中の肉を思い切り捏ねられた。
「ンあぁっ あ゙ッ、あー…」
ルフィの肢体がビクンと一瞬跳ね、そのあとは与えられる刺激を甘受するようにブルブルと全身を震わせた。
「…良さそうだな、麦わら屋」
玩具に感じているルフィを見てローが興奮したように唇を舐める。そのままローターごと指を動かされ、ルフィは感じきった顔であられもなく喘いだ。
「やぁあっぁんッ、あーっ アッアッ」
ローターの微妙な振動が前立腺を直撃し、ルフィの性感を否が応にも煽り立てる。膨張したペニスははち切れそうなほどに起ち上がり窮屈そうにショーツの前を押し上げていた。
「ここ、すげえことになってるぞ」
ローがからかい気味にそう言ってショーツのフロント部分を指に引っ掻けてズリ下ろした。
「ふぁあっ…あ゙ッア…!」
薄い布地に覆われていたルフィのペニスが先走りを撒き散らしながら勢いよく飛び出す。ずっとショーツに押し込められていたルフィのそこは、外気に晒されたことで湯気が出そうなほどに熱を持っていた。
「すっげえエロすぎ…」
女物のショーツを穿かされたままペニスだけを露出され、さらに後ろではローターと指が止まることなく尻穴を出入りしている。
快感と羞恥が入り乱れ、ルフィはもう何も考えられなくなっていた。
「トラ男 トラ男ッ…、あっァン、キモチ、イッ…」
ルフィの手が拙い動きで自分の雄を擦り上げる。先ほど中途半端に焦らされたそこが疼いて仕方がなかったのだ。ローに見られていると分かっていても、すでに止めることはできそうにない。
「ヤラシイな麦わら屋…」
ルフィの自慰姿を満足そうに眺めがらローターの振動をさらに上げていく。
そのままローの指は最大にした振動ごと中を掻き回し、そして何度も前立腺を叩きつけた。
「あ゙っあ゙ー! やぁあ゙アッアンっア゙ー」
内側から与えられる快感に乗じてルフィの手の動きも早くなる。すでにイク事だけしか頭にないのか、後ろを犯されながら自分のペニスを夢中で扱くルフィの姿は本当にいやらしくて可愛かった。
「ア゙ッア出るっ、出るぅ…!」
ルフィがぶるりと腰を震わせたと思ったら、ペニスから勢いよく精液を噴き上げた。
「あっぁあー…、んァ あっ…」
気持ち良さそうに腰を揺らしながらルフィが射精する。放心したように精を吐き出すルフィの可愛い姿をローはじっくりと堪能した。
全て出し切るまで緩く前を扱くと、ルフィは呼吸を落ち着けるようにゆっくりと息を吐いた。
その様子を確認したあとローは後孔から指とローターを抜いてやった。
「ふあっアッ…!」
指を抜いただけなのに、知らずルフィは甲高い声を出してしまう。
「…っ!?」
自分で出した声にルフィ自身が驚く。
ローが指を引き抜く際にとんでもない快感が下肢を襲ったのだ。
理由はなぜかわからないが、一旦その快感を自覚してしまうとさらに疼きが酷くなった。射精したあとだというのに尻の中が熱くてどうしようもない。いつもはそんなことはないのに、今は中をどうにかして欲しくてたまらなかった。
「トラ男…、おれっ、なんか…」
わけがわからず目の前のローにしがみ付く。
するとローは意味深に笑って、ローションでぬかるんだ中にぐちゅりと指を入れてきた。
「んぁあああ゙…! アっはぁあンッ…」
たった二本、指を入れられただけでルフィは声高に嬌声を洩らしてしまう。
「中、気持ちいいだろ…?」
「あンッ、あっ あー…、トラ、男…、」
軽く掻き回されると中の媚肉が嬉しそうにローの指を締め付ける。内部に広がる甘い感覚にルフィの身体は再び熱を持ち始めた。
「お前が今そんな風になっているのはローションのせいだ」
ローが嬉しそうにそう言って、ゆっくりと指を出し入れする。
「んっぁんッ…、ハァ…ぁっ、ァア…」
快感を染み込ませるようなその動きがルフィの中をさらにグズグズにしていく。
「催淫作用があるらしいが…これほど効くとはな…」
完全に快楽に取り込まれたルフィは、ローの言葉はほとんど耳に入っていなかった。
どうやら媚薬成分のあるローションを使われたらしい事だけは分かった。要は性欲を高める薬みたいなものだ。どうりであれほどの量のローションを、しかも念入りに塗り込んでいたわけだ。
「んぁっあ…、トラ男ッ ナカ、もっとしてぇ…ッ」
ルフィが敏感に身体を震わせ切羽詰まったように腰を揺らす。
媚薬のせいで甘く疼き続ける内部を早くどうにかして欲しくてたまらなかった。
「ああ、すぐに悦くしてやる」
予想以上に可愛く乱れたルフィにローは喜びを隠せなかった。
これからどうやってルフィを善がらせてやろうかとローは画策する。せっかくルフィがこんなに美味しそうに仕上がったのだからどうせなら長く楽しみたい。
まず手始めにルフィのペニスの根元にリングを嵌めた。これでルフィは射精する事ができなくなった。
「こっちでイクのはしばらく禁止だ」
「…?」
コックリングを嵌められたルフィは、快感も相まってその用途をよくわかっていないらしかった。
あまり射精しすぎると体力を消耗する上に勃ちが悪くなる。それとローが単純に、ルフィが中イキするところを見たかったのだ。
ルフィ自身ドライは経験しているがそれは意図的なものではない。これまで数度のセックス途中で我を忘れるほどの快感に迷酔したとき、知らずドライオーガズムを迎えてしまったことがあるだけだ。
「後ろはこれで塞いでやるからな」
「ッ…」
楽しそうに言いながらローが取り出した玩具を見て、ルフィは羞恥のあまり言葉を失った。
その玩具はいわゆるバイブという物で、太めの男根を模したその周囲にはびっしりと大粒の突起が付いていた。
あんなモノを中に入れられたら一体自分はどうなってしまうのだろう。ルフィの心は期待と不安がない交ぜになっていた。指だけであれほどの快感だ。あんなに太い物で後ろを犯されたら自分は確実に変になってしまう。
物欲しそうな目で卑猥な玩具を見るルフィの足を開かせると、ローはショーツの後ろ部分を横にずらしてローション濡れになったアナルを剥き出しにさせた。
「あっ…トラ男ッ…」
そのヒクつく窄まりにバイブの先端を宛がい、ゆっくりと中に挿入していく。
「ッ…、すげえな…こんな簡単に銜え込みやがって」
媚薬の作用でとろけきったソコは、抵抗する事なくどんどん玩具を飲み込んでいく。小さな穴にグロテスクな玩具が埋め込まれていく様はとんでもなく淫猥だった。
「んやぁああっ… あっはあァアッ、あッアッ」
バイブが中に入っていくたびに突起が尻穴の淵と内壁を引っ掻き、たまらない快感が下肢を襲う。ルフィはもう後ろを犯される事に頭がいっぱいで、嬌声を上げることしかできなかった。
バイブを根元まで全て埋め込むと、まるで蓋をするかのようにショーツを元に戻された。
「馴染むまで少しこのままにしてろ」
クタクタになった体を起こされローの膝の上に向かい合う形で座らされる。
「んぅ…、ふ、ぁ…」
そのままキスをされ、震える肢体をあやすように素肌をまさぐられた。
キスを受け入れながらも中に埋め込まれた玩具の存在が気になって、ルフィは思わず腰を揺らしてしまう。
ローはそんなルフィの心を見透かしたように、快感を欲しがる下肢には触れてやらず胸に手を這わせた。
「ん゙んっ… ふぅ、ンッンー…!」
薄い布地の上からふたつの突起を摘まれ、ルフィが口の中で喘ぎをこぼす。さらに突起を意地悪く引っ掻いてやると今度は苦しそうにルフィが唇を離した。
「あっぁ…、トラ男、そこ やぁあ…」
カリカリと先端を爪で苛められてルフィの顔が泣きそうに歪む。
「こんなに勃起させてるのにイヤなのか?」
ルフィのそこは全身に回った快感のせいで赤く色付き、触れて欲しそうに先端を硬く尖らせていた。
「トラ男…、ンアッ…なぁ、やだってば…、あっ」
ルフィの嫌がる声は無視し、次は口も使って乳首を可愛がってやることにする。
ベビードールの上から突起を食み、じゅっと音を立てて吸い上げる。
「ァはぁ、んっ…、アッァァ、だ めぇ…」
布越しに舐められるザラリとした感覚にルフィがたまらず気持ち良さそうな声を出す。
尖りを歯で扱き、もう片方は布地を擦りつけるようにして乳頭を苛めてやった。
「ん゙ぁあっ…、アッァん、やっやぁぁ゙あ゙」
ルフィが喘ぎを洩らしながらカクカクと腰を揺さぶる。胸に与えられる快感が下肢に伝わり、先ほど玩具を埋められた内部が疼いてどうしようもなかった。
「あ゙っぁトラ男ッ、トラ男ぉ…、なかっナカしてぇ…!」
もう我慢の限界なのか、ルフィが胸を弄られながら尻をローの足に擦りつけてくる。早く中を掻き回して欲しくてたまらなかった。
「そんなにココ、欲しいのか?」
焦らすようにショーツの上から手を当て、バイブをぐりぐりと押し込んでやる。
「アンッ、あっあ゙ァアッ、イッ…きもちい」
トロトロになった内部を捏ねられ、ルフィが嬉しそうに腰を振りたくる。
ルフィの乱れる様子を楽しみながらローはようやくショーツを脱がせてやることにする。サイドのリボンを解き、ローションやら体液やらでびしょ濡れになったショーツを下肢から取り払った。
「な、トラ男ッ…、あン あっ早くぅ…」
股間の締め付けから解放されたルフィが、尚も愛撫をねだるように腰を押し付けてくる。
上半身と足元は布地で覆われているのに対し、下肢の恥部だけを丸出しにされたルフィの姿はとんでもなくエロティックで、言葉にできないほどいやらしくて可愛かった。
ローはルフィの背後に手を回してバイブを掴む。数度軽く抜き差ししてからギリギリまで引き抜き、ズンッと叩き込むようにバイブを突き上げてやった。
「あ゙んんっ…! ア゙ッァ゙…! あ゙ーーッ…」
ルフィはそれだけで軽くイッてしまったようで、大きく胸を仰け反らせながら全身をブルブルと震わせた。閉じることを忘れた口からは涎を垂れ流し、快楽に染まった瞳は呆けたように宙を見ていた。
中イキしたお蔭で絶頂の余韻は長く続き、ルフィは快感を味わうように何度も尻穴を収縮させた。
ルフィの絶頂が落ち着いたのを見計らって、ローはバイブの動きを再開させる。
「んっぁん…、トラ男ぉ…、あっダメッ…」
嫌がりながらもルフィが甘えた声で気持ち良さそうに腰を揺らす。ローションの媚薬効果はまだ持続しているようで、ダメだと言いつつも欲を滲ませたルフィの顔はちっともイヤそうじゃなかった。
「あれだけじゃ足りねえだろ…?」
ルフィを自分に掴まらせて腰を抱き直し、バイブで中を掻き回す。
「はぁ、ん…、あっあン、んッんっ…」
たくさんの突起が内部を擦り上げ、ルフィが頬を染め上げ可愛く喘ぐ。
その可愛い顔を見ながらローは再び乳首を口に含んだ。
「ッ…、アッ や、やぁあ…ソコぉ…ッ」
直接肌を舐められるいつもの感触と違い乳首に伝わるザラついた布地の刺激がたまらないのか、舌先であやしてやるとビクンと身体を跳ね上げる。
乳首で感じてくると今度はアナルをバイブで掻き回し、アナルが気持ち良くなった頃にまた乳首を苛める。交互に繰り返していたそれを今度は同時にルフィの身体に施した。
「ア゙ッアン、あ゙ーっアァぁああっや゙ーーっ」
乳首とアナルを同時に犯され、ルフィが完全に乱れ始める。
さっきまでナカを掻き回していたバイブは、今は尻穴を出入りする動きに変わっていた。
「んひィッ! ヒんんっや゙ッ やぁあア゙ンンッ…!」
ボコボコした突起に入口と内部を何度も引っ掻かれ、過ぎる快感にルフィが狂ったように啼き声を上げる。
気持ち良さそうに玩具を銜え込むルフィの痴態にローのサディズム心は高まるばかりだ。
「アァっあ゙ンッ、トラ、あ゙ッあ゙ぁーーっ」
上も下も強烈なほどの快感を植え付けられたルフィは涙も涎も流しながらひたすらに喘ぐ。ローは乳首を舐めながらも可愛く崩れるルフィの顔から目を離さない。感じまくってぐしゃぐしゃになったルフィの顔を見るのはローにとっては至福の時だった。
「あ゙ッあ゙んンッ、あッまたっ、おれぇ…!」
絶頂の波が襲ってきているのか、ルフィの身体が痙攣を始める。
ローはその様子をじっくりと眺めながら乳首を吸い上げ、バイブで尻穴を突きまくってやった。
「ひんッひぁアンッ! ァアアッあ゙っイクッイク…!」
ルフィが全身をガクガクと痙攣させながら絶頂を迎える。
「あ゙ッ……―――~~~~~…!!」
再び訪れたドライオーガズムに、ルフィは声も出せないほどの激しい快感を全身に受け止めていた。
ローはルフィの可愛い瞬間を一瞬でも見逃すまいとその姿を脳裏に焼き付ける。
ルフィのイク直前からイッてる最中、そしてイッたあとまでの流れを見るのがローは大好きだった。
「はぁ…、んっ ぁ…はー、はぁぁ…」
二度もドライを味わわされたルフィは半ば意識を飛ばしていた。身体のあらゆるところが気持ち良すぎてまるで雲の上にいるような気分だった。
「すげえ可愛かったぞ、麦わら屋…」
放心するルフィの顔にキスを送り、火照った身体を優しくベッドに寝かせてやる。ずっと銜えさせていたバイブも引き抜くとルフィの腰が甘く跳ね上がった。
「あっン…、とらお、とらおぉ…」
未だ快楽に侵され続け意識を混濁させたルフィが舌っ足らずに自分を呼ぶ。
乞われるままに口付けを与えてやるとルフィが嬉しそうに舌を絡めてきた。
「んっぅ…、ンンッ はぁっ…」
濃厚な口付けを交わしながら、ローは再びローションを追加してルフィのアナルに塗り込んだ。
「んぁっ、ン…、ンッん、ふッぅ…」
ルフィは自分の中を掻き回す指に素直に感じ入り、もう嫌がることはしなかった。ローションを足された事で自分がどうなってしまうかという考えすら及ばないほど、ルフィの思考はとろけきっていた。
「あんっ…、とらおっ、ンッきもちぃ…」
自分の内部を擦るローの指に感じ、ルフィが甘ったるく腰を捩る。
ルフィの中はずっと快感が持続し、今ほど足したローションのせいでまだまだ媚薬の効果が途切れることはない。
「ほら、ここも好きだろう?」
三本に束ねた指で前立腺の奥の箇所を一定のリズムで突いてやる。
「あっアンッ、すきっソコすきぃ…ッ!」
ルフィが与えられるままに快楽を受け入れ、自ら腰を突き上げ再び可愛く乱れ始める。
自分の愛撫に悦んで腰を振るルフィの嬌態にローの限界は極限に達した。いや、はっきり言えばずっと限界だったのだ。
あんなに可愛いルフィの姿を何度も見せられ、自分でもよくここまで耐えたと思う。しかし媚薬入りのローションを使っているため、早々と挿入してしまったら自分までおかしくなってしまう。だがここまで来ればもう二人で乱れてしまっても問題ないだろう。ちなみにスキンを使うという選択肢は最初からない。
ローは手早く衣服を脱ぎ終えるとルフィの足を持ち上げた。
「麦わら屋、挿れるぞ…」
ルフィの膝裏を掴み大きく足を開かせると、そのまま体を折り曲げて膝をシーツに押し付ける。
「っ…トラ男…、この格好、ヤダ…」
まだ理性は残っているようで、自分の剥き出しにされた下半身を目の前にしたルフィが恥ずかしそうに足を閉じようとする。しかしそんな可愛い抵抗は当然阻止するが。
「おれのが入ってくとこ、ちゃんと見てろよ」
戸惑うルフィに命じ、とろけきってぐずぐずになったアナルに剛直を埋め込んでいった。
「あ…、あーっ、んゃぁぁ…」
自分の尻穴に少しずつ打ち込まれる肉杭からルフィは目が離せなかった。朦朧とした思考は無意識にローの言いつけを律儀に守ってしまっていた。
「アッ アァ…、ぁンッぁー…ッ」
剛直が自分の中に潜り込んだと思ったら出ていき、次はそれより深く打ち込まれてはまた出ていく。そのたびにルフィの尻穴は快感を生んだ。入れては抜かれて何度もそうやってピストンされながら穴を犯され、根元まで全部入りきる頃にはルフィはもう中を気持ち良くしてもらう事しか考えらえなかった。
「…ッ、動くぞ…」
快感を堪えたような声でそう言い、ローが膝裏を掴み直すと注挿が開始された。
「あ゙っぁ゙あッ、ア゙ンッ、あ゙ーっやぁあ゙ーー」
硬くて太いもので中を好き勝手に掻き回され、待ち望んだ快感にルフィが善がりまくる。
ローの怒張が自分の尻穴を出入りするところを強制的に見せられて視覚からも犯された。
「っ…、ナカ、すっげぇ…」
ルフィのぬかるんだ中は最高に気持ちが良かった。押し込めば柔らかく迎え入れ、抜くときは引き止めるように肉壁が吸い付いた。
腰を打ち付けるたびにガーターとストッキングを履いた足が淫靡に揺れ動き、とてつもなく扇情的な有り様だった。
「ぁッあアンっ、あ゙んっアッあ゙ぁ゙ーー」
捏ね回すように亀頭で奥をえぐってやると、感じすぎたルフィのペニスが愛液を噴きこぼした。途端にルフィの勃起したソコが可愛くなって思わず手で握り込んでしまう。
「アンッあ゙ーあっあッ…や゙ぁあ取ってぇぇえッ」
ルフィが泣き顔を晒しながら擦り上げられる自分のペニスに手を伸ばした。ずっと放置されていたペニスに愛撫を与えられ、射精したくてたまらなくなってしまったのだろう。
「まだダメだ」
リングを外そうとする手を取り上げそのままスパートをかける。射精させないのは可哀相だと思ったが、どうせならこのあと口の中でたっぷり可愛がってイかせてやりたかった。
「んあ゙っ、アッあ゙ーっぁんん゙っや゙らぁああ」
真上から叩きつけるように何度も剛直を突き入れられ、ルフィが泣きじゃくりながら喘ぐ。射精する事を許されなかったルフィのペニスは、揺さぶられるままに先走りを撒き散らすだけだった。
「あ゙ァアぁッ、イクッいくぅぅうう…!」
泣きながらビクビクと腰を震わせルフィが先に絶頂を迎える。
「くッ…ぅ…!」
それにつられてローも思わず射精する。
溜まりに溜まった欲望は、ルフィの中をしとどに濡らした。
「はーっ、はーっ…」
しばらく二人は抱き合ったまま、呼吸を落ち着かせる事に専念した。
一度だけだが欲を吐き出して満足したローが先に復活すると、ルフィのぐしゃぐしゃになった顔をタオルで優しく拭いてやる。そして愛おしそうに頬を両手で包み込み、何度も顔中に口付けた。
ローのキスを心地良さそうに受け入れていたルフィだったが、次第に顔がくしゃりと歪んで目から涙を零し始めた。
「とらお、とらおっ…、まえ、とってぇ…」
ぐすぐすと泣きながらルフィが自分の性器にローの手を導く。その泣き顔があまりにも可愛くて可哀相で、ローの心臓は打ち震えるくらいに高鳴った。
「麦わら屋、いま外してやるからな」
ルフィの涙を軽く吸い上げ目元にキスをする。そして先走りをこぼし続けるペニスに手を添えゆっくりとリングを外してやった。
「あっん、とらおっアッぁあん…」
そのままローの唇にねっとりと性器を包まれ、歓喜したようにルフィが可愛い声を上げる。
長い間我慢させた分の謝罪を込めて、ローはルフィのペニスにたっぷりと愛撫を施した。
唾液を絡ませた舌が勃起を這い回り、根元から先端までを執拗に舐め回す。
「んやっあ゙ ぁぁあんっ、アッア゙きもちぃィイ…ッ」
焦らしに焦らされた末に与えられた愛撫は強烈なものだった。
強すぎる快感に足を突っ張らせるが、ストッキングを履いた足はシーツで滑っていつものように踏ん張りがきかない。
「あ゙っあ゙ーーッ、も、やら゙ッや゙ぁあアアッ」
ペニス全体を熱い口内に含まれ何度も唇で扱かれる。その動きに今度は手まで加わり、口と手と別々の感触が絞り込むようにルフィの屹立を容赦なく攻め立てた。
「んぁっあ゙、アッア゙ーーッ出るッ出るぅぅう…!」
上手く快感を逃すことができずガクガクと腰を揺らし、ルフィは一気に絶頂へと昇りつめる。
竿を手で扱かれながら硬く尖らせた舌先で尿道口をほじられた途端、ルフィの雄は勢いよく精液を吐き出した。
「あ゙ッぁ゙あアアーーーッ…!」
ローはそれを口内で受け止め愛おしそうに飲み込む。
精液が出なくなるまでずっとペニスを舐められ続け、ルフィは今度は快感で涙を流す事になった。
「ァン…、んんっ、とら お…、も、おれぇ…ッ」
射精後の余韻が去ったあとも、すぐにまたペニスを口に含まれた。今度は前を口で弄ばれながら後ろにも玩具を入れられる。
「ふぁアッ…、あんっぁ゙ーっ…、あーー…」
ルフィはもう何も考える事ができなかった。
体が泥のように溶け、下半身を中心に快感が全身に行きわたる様子だけがわかった。
「もっともっと乱れさせてやるぞ、麦わら屋…」
そんなローの声を耳にしたあと、ルフィの理性はそこでプツリと途切れた。
翌朝、先に目を覚ましたのはローだった。
目を開けて最初に視界に映った愛しい恋人の寝顔に、起きぬけながらも自然と顔がほころんだ。
同盟全員で決めた休息はもう幾日かある。
その大切な一日一日をどうやってルフィと過ごそうかと考えると、とても楽しみで幸福な気分になった。
ローはまず今日は一緒に風呂に入ることから始めようと、幸せそうに眠るルフィを起こさないよう静かにベッドを抜け出した。
つづく
「はぁ…、ン トラ男…」
ルフィがもっととキスをせがむようにローの首に腕を回す。風呂場で焦らされまくった身体は早く快感を与えて欲しくて疼いていた。
口の中を緩く掻き回されながら、ローの手がウエストラインを中心に素肌の上を彷徨う。脇腹を撫でられストッキングの上から太腿をまさぐられ、ルフィの下肢は次第に熱を帯びていった。
「…トラ男…、なぁ…さわって…」
待ちきれなくなったルフィがキスを中断し、ローの首にしがみ付いてもどかしそうに身体を揺らす。
「さわってるだろ?」
ローはいやらしく笑うだけでルフィの望むものをくれようとはしない。身体を這い回る手は肝心の場所には触れてくれず、行き場のない熱だけが内側にどんどん蓄積されていく。
「ん…っ…」
そうじゃないというようにルフィが下肢を押し付けてくる。早く前を気持ち良くしてほしくてたまらなかったのだ。
風呂でローに悪戯をされたときからずっと我慢していた。本当は自分で扱いて出したかったのだが、自慰をする事はローから禁止されていた。ローは自分以外の手でルフィが射精する事を快く思っていなかった。それはルフィ自身の手も例外ではない。そんな束縛ですらルフィは嬉しかった。
「トラ男っ…、なぁトラ男ぉ…」
いよいよルフィが泣き出しそうな声になってきたところでやっとローは満足する。風呂場で焦らされベッドに入ってからも焦らされ、ルフィの下半身はもう相当グズグズになっていることだろう。目に涙を溜め頬を上気させ、ローの手に必死に股間を擦り付けてくるルフィの姿は例えようもないくらいに可愛かった。
「しょうのないやつだ」
焦らされて身悶えるルフィのいやらしい姿を堪能したローは、ようやく本格的に愛撫を与えてやることにする。
「んぁぁっ…!」
ショーツの上から勃起したペニスを握り込んでやるとルフィが気持ち良さそうな声を出した。我慢の末に与えられた快感に歓喜し、もっとして欲しいと腰を揺さぶる。
「すげえビショビショだな…」
焦らされすぎたルフィのペニスは大量の愛液を溢れさせ、ショーツをぐっしょりと濡らしていた。ローはそのショーツごと雄を掴んで擦り上げてやる。
「ぁんっ…あっぁっ…!」
すでに涎を垂らしそうなほどに顔をとろけさせ、ルフィが可愛く喘ぐ。ルフィの感じている顔を見ながら、今日はどうやってこいつを乱れさせてやろうかとローは心の中でほくそ笑んだ。
「アッァン、んっ…きもち イイッ…」
ショーツ越しに竿を扱かれ先端を指の腹で掻き回され、ルフィの下肢が暴れだす。今日初めて与えられる直接的な刺激に、馴らされた身体は悦んでいた。
快感がもう少しでピークに達するというところでローはわざと愛撫の手を止めてしまう。
「はぁ…、ン… トラ男…?」
突然下肢からの快感を失ってしまったルフィが不思議そうに自分を見る。そのまま射精させてもらえるものだと思っていたから少し不満気な様子だ。
「ここは…もう少しお預けだ」
ローが何か企むように笑ってルフィの雄を一撫でする。
「アッァ…!」
焦らされたり与えられたりで、ルフィはそのたびに可愛い反応をする。
いつもなら手で激しく扱かれ熱い舌と唇でたっぷりと舐め回され、腰がとろけてしまうほどに気持ち良くさせられてから射精する。あの快感を知ってしまった今では、物足りなくてたまらないだろう。
「どうしても我慢できなかったら自分でさわってもいいぞ」
「っ、…」
普段は自慰を禁止にしているくせに、今日に限ってそんなことを言う。それは単純に、オナニーするところを自分に見せろという意味でもある。
「トラ男の…いじわる…」
ローのペースにばかり振り回されるのがくやしくて口答えをしてみる。
「意地悪なおれも好きだろ?」
「…!」
自信満々にそう言われ、しかもそれが当たっているものだからルフィは言い返せなくなってしまう。
確かに自分はローに焦らされたり意地悪をされたりすると余計に感じてしまう。いじめられて悦ぶなんてとんだ変態だ。でもそれ以上にローも変態なのだからお似合いと言えばお似合いなのだが。
「…ひゃっ…!」
うだうだと考え事をしていると尻にぬるりとした感触が伝わった。いつの間にかローが後ろの窄まりにローションを塗り込んでいた。
「弄りにくいな…」
ローが舌打ちでもしかねないような言い方でルフィの後孔に指を入れる。
「ぁっあ…、急に…っ」
ショーツを横にずらして尻穴を露出させているのだから弄りにくいのは当たり前だろう。それなら脱がせばいいのに、頑なにショーツを脱がせる事をしないのはローのこだわりというか性癖というか。
「ハァ、ンッ…トラ男っ…、」
そのまま二本の指を出し入れされて再び快感を呼び起こされる。ルフィは前を弄られるのも好きだったが、後ろを弄られるのも大好きだった。
「…んんっ ぁん…、ア…」
指は隅々まで内部を掻き回し、何度もローションを足してはまた中に塗り込まれる。ルフィはいつもより使うローションの量を多く感じた。そのため抜き差しされるたびにルフィの尻穴は卑猥な音をたて、漏らしたようにローションを噴きこぼした。恥ずかしくていたたまれなかったが、中を弄られる気持ちよさに次第にそれもどうでも良くなっていった。
しばらくローションを馴染ませるように抜き差ししたあと指が抜けて行く。すると今度は指とは明らかに違う物が中に入ってきた。
「ンあぁ…っ、な に…っ」
突然挿入された異物に驚いてルフィが自分の下肢を覗き込む。角度的に中の物は見えなかったが、ローが何かを自分の後ろに入れている事だけは分かった。
「ローターだ」
そう言ってさらに異物を押し込まれたあと、中のそれが振動を開始した。
「あっ… やぁ…ッ」
初めて与えられる得体の知れない感覚にルフィの身体は緊張で引き攣った。思わず後孔を締め付けてしまい、そのせいで中に入れられた異物の振動をダイレクトに受け取ってしまった。
「やっぁぁ…、トラ男っ これ、やぁあ…」
自分の胎内を動き回る物体に翻弄され、ルフィが嫌がって抜いて欲しいとせがむ。しかし嫌がりながらも感じている様子は明白だ。いつもの気持ち良さそうな声と快感に揺れる腰はローに嘘をつくことはできない。
「今日は玩具を使うと言ってただろう?」
戸惑うルフィを安心させるように優しく髪を梳き、泣きそうな顔にたくさんキスしてやる。
そういえば風呂場でそんな事を言われたような気がする。ルフィは体を洗われながら感じてしまいローの言葉がよく耳に入っていなかったのだ。
「アッ、あん…、ソコぉ…」
ローの指がローターの位置を前立腺に固定する。気持ち良くなってしまうその部分にピタリとローターを当てられ、さらに強くなった振動で中の肉を思い切り捏ねられた。
「ンあぁっ あ゙ッ、あー…」
ルフィの肢体がビクンと一瞬跳ね、そのあとは与えられる刺激を甘受するようにブルブルと全身を震わせた。
「…良さそうだな、麦わら屋」
玩具に感じているルフィを見てローが興奮したように唇を舐める。そのままローターごと指を動かされ、ルフィは感じきった顔であられもなく喘いだ。
「やぁあっぁんッ、あーっ アッアッ」
ローターの微妙な振動が前立腺を直撃し、ルフィの性感を否が応にも煽り立てる。膨張したペニスははち切れそうなほどに起ち上がり窮屈そうにショーツの前を押し上げていた。
「ここ、すげえことになってるぞ」
ローがからかい気味にそう言ってショーツのフロント部分を指に引っ掻けてズリ下ろした。
「ふぁあっ…あ゙ッア…!」
薄い布地に覆われていたルフィのペニスが先走りを撒き散らしながら勢いよく飛び出す。ずっとショーツに押し込められていたルフィのそこは、外気に晒されたことで湯気が出そうなほどに熱を持っていた。
「すっげえエロすぎ…」
女物のショーツを穿かされたままペニスだけを露出され、さらに後ろではローターと指が止まることなく尻穴を出入りしている。
快感と羞恥が入り乱れ、ルフィはもう何も考えられなくなっていた。
「トラ男 トラ男ッ…、あっァン、キモチ、イッ…」
ルフィの手が拙い動きで自分の雄を擦り上げる。先ほど中途半端に焦らされたそこが疼いて仕方がなかったのだ。ローに見られていると分かっていても、すでに止めることはできそうにない。
「ヤラシイな麦わら屋…」
ルフィの自慰姿を満足そうに眺めがらローターの振動をさらに上げていく。
そのままローの指は最大にした振動ごと中を掻き回し、そして何度も前立腺を叩きつけた。
「あ゙っあ゙ー! やぁあ゙アッアンっア゙ー」
内側から与えられる快感に乗じてルフィの手の動きも早くなる。すでにイク事だけしか頭にないのか、後ろを犯されながら自分のペニスを夢中で扱くルフィの姿は本当にいやらしくて可愛かった。
「ア゙ッア出るっ、出るぅ…!」
ルフィがぶるりと腰を震わせたと思ったら、ペニスから勢いよく精液を噴き上げた。
「あっぁあー…、んァ あっ…」
気持ち良さそうに腰を揺らしながらルフィが射精する。放心したように精を吐き出すルフィの可愛い姿をローはじっくりと堪能した。
全て出し切るまで緩く前を扱くと、ルフィは呼吸を落ち着けるようにゆっくりと息を吐いた。
その様子を確認したあとローは後孔から指とローターを抜いてやった。
「ふあっアッ…!」
指を抜いただけなのに、知らずルフィは甲高い声を出してしまう。
「…っ!?」
自分で出した声にルフィ自身が驚く。
ローが指を引き抜く際にとんでもない快感が下肢を襲ったのだ。
理由はなぜかわからないが、一旦その快感を自覚してしまうとさらに疼きが酷くなった。射精したあとだというのに尻の中が熱くてどうしようもない。いつもはそんなことはないのに、今は中をどうにかして欲しくてたまらなかった。
「トラ男…、おれっ、なんか…」
わけがわからず目の前のローにしがみ付く。
するとローは意味深に笑って、ローションでぬかるんだ中にぐちゅりと指を入れてきた。
「んぁあああ゙…! アっはぁあンッ…」
たった二本、指を入れられただけでルフィは声高に嬌声を洩らしてしまう。
「中、気持ちいいだろ…?」
「あンッ、あっ あー…、トラ、男…、」
軽く掻き回されると中の媚肉が嬉しそうにローの指を締め付ける。内部に広がる甘い感覚にルフィの身体は再び熱を持ち始めた。
「お前が今そんな風になっているのはローションのせいだ」
ローが嬉しそうにそう言って、ゆっくりと指を出し入れする。
「んっぁんッ…、ハァ…ぁっ、ァア…」
快感を染み込ませるようなその動きがルフィの中をさらにグズグズにしていく。
「催淫作用があるらしいが…これほど効くとはな…」
完全に快楽に取り込まれたルフィは、ローの言葉はほとんど耳に入っていなかった。
どうやら媚薬成分のあるローションを使われたらしい事だけは分かった。要は性欲を高める薬みたいなものだ。どうりであれほどの量のローションを、しかも念入りに塗り込んでいたわけだ。
「んぁっあ…、トラ男ッ ナカ、もっとしてぇ…ッ」
ルフィが敏感に身体を震わせ切羽詰まったように腰を揺らす。
媚薬のせいで甘く疼き続ける内部を早くどうにかして欲しくてたまらなかった。
「ああ、すぐに悦くしてやる」
予想以上に可愛く乱れたルフィにローは喜びを隠せなかった。
これからどうやってルフィを善がらせてやろうかとローは画策する。せっかくルフィがこんなに美味しそうに仕上がったのだからどうせなら長く楽しみたい。
まず手始めにルフィのペニスの根元にリングを嵌めた。これでルフィは射精する事ができなくなった。
「こっちでイクのはしばらく禁止だ」
「…?」
コックリングを嵌められたルフィは、快感も相まってその用途をよくわかっていないらしかった。
あまり射精しすぎると体力を消耗する上に勃ちが悪くなる。それとローが単純に、ルフィが中イキするところを見たかったのだ。
ルフィ自身ドライは経験しているがそれは意図的なものではない。これまで数度のセックス途中で我を忘れるほどの快感に迷酔したとき、知らずドライオーガズムを迎えてしまったことがあるだけだ。
「後ろはこれで塞いでやるからな」
「ッ…」
楽しそうに言いながらローが取り出した玩具を見て、ルフィは羞恥のあまり言葉を失った。
その玩具はいわゆるバイブという物で、太めの男根を模したその周囲にはびっしりと大粒の突起が付いていた。
あんなモノを中に入れられたら一体自分はどうなってしまうのだろう。ルフィの心は期待と不安がない交ぜになっていた。指だけであれほどの快感だ。あんなに太い物で後ろを犯されたら自分は確実に変になってしまう。
物欲しそうな目で卑猥な玩具を見るルフィの足を開かせると、ローはショーツの後ろ部分を横にずらしてローション濡れになったアナルを剥き出しにさせた。
「あっ…トラ男ッ…」
そのヒクつく窄まりにバイブの先端を宛がい、ゆっくりと中に挿入していく。
「ッ…、すげえな…こんな簡単に銜え込みやがって」
媚薬の作用でとろけきったソコは、抵抗する事なくどんどん玩具を飲み込んでいく。小さな穴にグロテスクな玩具が埋め込まれていく様はとんでもなく淫猥だった。
「んやぁああっ… あっはあァアッ、あッアッ」
バイブが中に入っていくたびに突起が尻穴の淵と内壁を引っ掻き、たまらない快感が下肢を襲う。ルフィはもう後ろを犯される事に頭がいっぱいで、嬌声を上げることしかできなかった。
バイブを根元まで全て埋め込むと、まるで蓋をするかのようにショーツを元に戻された。
「馴染むまで少しこのままにしてろ」
クタクタになった体を起こされローの膝の上に向かい合う形で座らされる。
「んぅ…、ふ、ぁ…」
そのままキスをされ、震える肢体をあやすように素肌をまさぐられた。
キスを受け入れながらも中に埋め込まれた玩具の存在が気になって、ルフィは思わず腰を揺らしてしまう。
ローはそんなルフィの心を見透かしたように、快感を欲しがる下肢には触れてやらず胸に手を這わせた。
「ん゙んっ… ふぅ、ンッンー…!」
薄い布地の上からふたつの突起を摘まれ、ルフィが口の中で喘ぎをこぼす。さらに突起を意地悪く引っ掻いてやると今度は苦しそうにルフィが唇を離した。
「あっぁ…、トラ男、そこ やぁあ…」
カリカリと先端を爪で苛められてルフィの顔が泣きそうに歪む。
「こんなに勃起させてるのにイヤなのか?」
ルフィのそこは全身に回った快感のせいで赤く色付き、触れて欲しそうに先端を硬く尖らせていた。
「トラ男…、ンアッ…なぁ、やだってば…、あっ」
ルフィの嫌がる声は無視し、次は口も使って乳首を可愛がってやることにする。
ベビードールの上から突起を食み、じゅっと音を立てて吸い上げる。
「ァはぁ、んっ…、アッァァ、だ めぇ…」
布越しに舐められるザラリとした感覚にルフィがたまらず気持ち良さそうな声を出す。
尖りを歯で扱き、もう片方は布地を擦りつけるようにして乳頭を苛めてやった。
「ん゙ぁあっ…、アッァん、やっやぁぁ゙あ゙」
ルフィが喘ぎを洩らしながらカクカクと腰を揺さぶる。胸に与えられる快感が下肢に伝わり、先ほど玩具を埋められた内部が疼いてどうしようもなかった。
「あ゙っぁトラ男ッ、トラ男ぉ…、なかっナカしてぇ…!」
もう我慢の限界なのか、ルフィが胸を弄られながら尻をローの足に擦りつけてくる。早く中を掻き回して欲しくてたまらなかった。
「そんなにココ、欲しいのか?」
焦らすようにショーツの上から手を当て、バイブをぐりぐりと押し込んでやる。
「アンッ、あっあ゙ァアッ、イッ…きもちい」
トロトロになった内部を捏ねられ、ルフィが嬉しそうに腰を振りたくる。
ルフィの乱れる様子を楽しみながらローはようやくショーツを脱がせてやることにする。サイドのリボンを解き、ローションやら体液やらでびしょ濡れになったショーツを下肢から取り払った。
「な、トラ男ッ…、あン あっ早くぅ…」
股間の締め付けから解放されたルフィが、尚も愛撫をねだるように腰を押し付けてくる。
上半身と足元は布地で覆われているのに対し、下肢の恥部だけを丸出しにされたルフィの姿はとんでもなくエロティックで、言葉にできないほどいやらしくて可愛かった。
ローはルフィの背後に手を回してバイブを掴む。数度軽く抜き差ししてからギリギリまで引き抜き、ズンッと叩き込むようにバイブを突き上げてやった。
「あ゙んんっ…! ア゙ッァ゙…! あ゙ーーッ…」
ルフィはそれだけで軽くイッてしまったようで、大きく胸を仰け反らせながら全身をブルブルと震わせた。閉じることを忘れた口からは涎を垂れ流し、快楽に染まった瞳は呆けたように宙を見ていた。
中イキしたお蔭で絶頂の余韻は長く続き、ルフィは快感を味わうように何度も尻穴を収縮させた。
ルフィの絶頂が落ち着いたのを見計らって、ローはバイブの動きを再開させる。
「んっぁん…、トラ男ぉ…、あっダメッ…」
嫌がりながらもルフィが甘えた声で気持ち良さそうに腰を揺らす。ローションの媚薬効果はまだ持続しているようで、ダメだと言いつつも欲を滲ませたルフィの顔はちっともイヤそうじゃなかった。
「あれだけじゃ足りねえだろ…?」
ルフィを自分に掴まらせて腰を抱き直し、バイブで中を掻き回す。
「はぁ、ん…、あっあン、んッんっ…」
たくさんの突起が内部を擦り上げ、ルフィが頬を染め上げ可愛く喘ぐ。
その可愛い顔を見ながらローは再び乳首を口に含んだ。
「ッ…、アッ や、やぁあ…ソコぉ…ッ」
直接肌を舐められるいつもの感触と違い乳首に伝わるザラついた布地の刺激がたまらないのか、舌先であやしてやるとビクンと身体を跳ね上げる。
乳首で感じてくると今度はアナルをバイブで掻き回し、アナルが気持ち良くなった頃にまた乳首を苛める。交互に繰り返していたそれを今度は同時にルフィの身体に施した。
「ア゙ッアン、あ゙ーっアァぁああっや゙ーーっ」
乳首とアナルを同時に犯され、ルフィが完全に乱れ始める。
さっきまでナカを掻き回していたバイブは、今は尻穴を出入りする動きに変わっていた。
「んひィッ! ヒんんっや゙ッ やぁあア゙ンンッ…!」
ボコボコした突起に入口と内部を何度も引っ掻かれ、過ぎる快感にルフィが狂ったように啼き声を上げる。
気持ち良さそうに玩具を銜え込むルフィの痴態にローのサディズム心は高まるばかりだ。
「アァっあ゙ンッ、トラ、あ゙ッあ゙ぁーーっ」
上も下も強烈なほどの快感を植え付けられたルフィは涙も涎も流しながらひたすらに喘ぐ。ローは乳首を舐めながらも可愛く崩れるルフィの顔から目を離さない。感じまくってぐしゃぐしゃになったルフィの顔を見るのはローにとっては至福の時だった。
「あ゙ッあ゙んンッ、あッまたっ、おれぇ…!」
絶頂の波が襲ってきているのか、ルフィの身体が痙攣を始める。
ローはその様子をじっくりと眺めながら乳首を吸い上げ、バイブで尻穴を突きまくってやった。
「ひんッひぁアンッ! ァアアッあ゙っイクッイク…!」
ルフィが全身をガクガクと痙攣させながら絶頂を迎える。
「あ゙ッ……―――~~~~~…!!」
再び訪れたドライオーガズムに、ルフィは声も出せないほどの激しい快感を全身に受け止めていた。
ローはルフィの可愛い瞬間を一瞬でも見逃すまいとその姿を脳裏に焼き付ける。
ルフィのイク直前からイッてる最中、そしてイッたあとまでの流れを見るのがローは大好きだった。
「はぁ…、んっ ぁ…はー、はぁぁ…」
二度もドライを味わわされたルフィは半ば意識を飛ばしていた。身体のあらゆるところが気持ち良すぎてまるで雲の上にいるような気分だった。
「すげえ可愛かったぞ、麦わら屋…」
放心するルフィの顔にキスを送り、火照った身体を優しくベッドに寝かせてやる。ずっと銜えさせていたバイブも引き抜くとルフィの腰が甘く跳ね上がった。
「あっン…、とらお、とらおぉ…」
未だ快楽に侵され続け意識を混濁させたルフィが舌っ足らずに自分を呼ぶ。
乞われるままに口付けを与えてやるとルフィが嬉しそうに舌を絡めてきた。
「んっぅ…、ンンッ はぁっ…」
濃厚な口付けを交わしながら、ローは再びローションを追加してルフィのアナルに塗り込んだ。
「んぁっ、ン…、ンッん、ふッぅ…」
ルフィは自分の中を掻き回す指に素直に感じ入り、もう嫌がることはしなかった。ローションを足された事で自分がどうなってしまうかという考えすら及ばないほど、ルフィの思考はとろけきっていた。
「あんっ…、とらおっ、ンッきもちぃ…」
自分の内部を擦るローの指に感じ、ルフィが甘ったるく腰を捩る。
ルフィの中はずっと快感が持続し、今ほど足したローションのせいでまだまだ媚薬の効果が途切れることはない。
「ほら、ここも好きだろう?」
三本に束ねた指で前立腺の奥の箇所を一定のリズムで突いてやる。
「あっアンッ、すきっソコすきぃ…ッ!」
ルフィが与えられるままに快楽を受け入れ、自ら腰を突き上げ再び可愛く乱れ始める。
自分の愛撫に悦んで腰を振るルフィの嬌態にローの限界は極限に達した。いや、はっきり言えばずっと限界だったのだ。
あんなに可愛いルフィの姿を何度も見せられ、自分でもよくここまで耐えたと思う。しかし媚薬入りのローションを使っているため、早々と挿入してしまったら自分までおかしくなってしまう。だがここまで来ればもう二人で乱れてしまっても問題ないだろう。ちなみにスキンを使うという選択肢は最初からない。
ローは手早く衣服を脱ぎ終えるとルフィの足を持ち上げた。
「麦わら屋、挿れるぞ…」
ルフィの膝裏を掴み大きく足を開かせると、そのまま体を折り曲げて膝をシーツに押し付ける。
「っ…トラ男…、この格好、ヤダ…」
まだ理性は残っているようで、自分の剥き出しにされた下半身を目の前にしたルフィが恥ずかしそうに足を閉じようとする。しかしそんな可愛い抵抗は当然阻止するが。
「おれのが入ってくとこ、ちゃんと見てろよ」
戸惑うルフィに命じ、とろけきってぐずぐずになったアナルに剛直を埋め込んでいった。
「あ…、あーっ、んゃぁぁ…」
自分の尻穴に少しずつ打ち込まれる肉杭からルフィは目が離せなかった。朦朧とした思考は無意識にローの言いつけを律儀に守ってしまっていた。
「アッ アァ…、ぁンッぁー…ッ」
剛直が自分の中に潜り込んだと思ったら出ていき、次はそれより深く打ち込まれてはまた出ていく。そのたびにルフィの尻穴は快感を生んだ。入れては抜かれて何度もそうやってピストンされながら穴を犯され、根元まで全部入りきる頃にはルフィはもう中を気持ち良くしてもらう事しか考えらえなかった。
「…ッ、動くぞ…」
快感を堪えたような声でそう言い、ローが膝裏を掴み直すと注挿が開始された。
「あ゙っぁ゙あッ、ア゙ンッ、あ゙ーっやぁあ゙ーー」
硬くて太いもので中を好き勝手に掻き回され、待ち望んだ快感にルフィが善がりまくる。
ローの怒張が自分の尻穴を出入りするところを強制的に見せられて視覚からも犯された。
「っ…、ナカ、すっげぇ…」
ルフィのぬかるんだ中は最高に気持ちが良かった。押し込めば柔らかく迎え入れ、抜くときは引き止めるように肉壁が吸い付いた。
腰を打ち付けるたびにガーターとストッキングを履いた足が淫靡に揺れ動き、とてつもなく扇情的な有り様だった。
「ぁッあアンっ、あ゙んっアッあ゙ぁ゙ーー」
捏ね回すように亀頭で奥をえぐってやると、感じすぎたルフィのペニスが愛液を噴きこぼした。途端にルフィの勃起したソコが可愛くなって思わず手で握り込んでしまう。
「アンッあ゙ーあっあッ…や゙ぁあ取ってぇぇえッ」
ルフィが泣き顔を晒しながら擦り上げられる自分のペニスに手を伸ばした。ずっと放置されていたペニスに愛撫を与えられ、射精したくてたまらなくなってしまったのだろう。
「まだダメだ」
リングを外そうとする手を取り上げそのままスパートをかける。射精させないのは可哀相だと思ったが、どうせならこのあと口の中でたっぷり可愛がってイかせてやりたかった。
「んあ゙っ、アッあ゙ーっぁんん゙っや゙らぁああ」
真上から叩きつけるように何度も剛直を突き入れられ、ルフィが泣きじゃくりながら喘ぐ。射精する事を許されなかったルフィのペニスは、揺さぶられるままに先走りを撒き散らすだけだった。
「あ゙ァアぁッ、イクッいくぅぅうう…!」
泣きながらビクビクと腰を震わせルフィが先に絶頂を迎える。
「くッ…ぅ…!」
それにつられてローも思わず射精する。
溜まりに溜まった欲望は、ルフィの中をしとどに濡らした。
「はーっ、はーっ…」
しばらく二人は抱き合ったまま、呼吸を落ち着かせる事に専念した。
一度だけだが欲を吐き出して満足したローが先に復活すると、ルフィのぐしゃぐしゃになった顔をタオルで優しく拭いてやる。そして愛おしそうに頬を両手で包み込み、何度も顔中に口付けた。
ローのキスを心地良さそうに受け入れていたルフィだったが、次第に顔がくしゃりと歪んで目から涙を零し始めた。
「とらお、とらおっ…、まえ、とってぇ…」
ぐすぐすと泣きながらルフィが自分の性器にローの手を導く。その泣き顔があまりにも可愛くて可哀相で、ローの心臓は打ち震えるくらいに高鳴った。
「麦わら屋、いま外してやるからな」
ルフィの涙を軽く吸い上げ目元にキスをする。そして先走りをこぼし続けるペニスに手を添えゆっくりとリングを外してやった。
「あっん、とらおっアッぁあん…」
そのままローの唇にねっとりと性器を包まれ、歓喜したようにルフィが可愛い声を上げる。
長い間我慢させた分の謝罪を込めて、ローはルフィのペニスにたっぷりと愛撫を施した。
唾液を絡ませた舌が勃起を這い回り、根元から先端までを執拗に舐め回す。
「んやっあ゙ ぁぁあんっ、アッア゙きもちぃィイ…ッ」
焦らしに焦らされた末に与えられた愛撫は強烈なものだった。
強すぎる快感に足を突っ張らせるが、ストッキングを履いた足はシーツで滑っていつものように踏ん張りがきかない。
「あ゙っあ゙ーーッ、も、やら゙ッや゙ぁあアアッ」
ペニス全体を熱い口内に含まれ何度も唇で扱かれる。その動きに今度は手まで加わり、口と手と別々の感触が絞り込むようにルフィの屹立を容赦なく攻め立てた。
「んぁっあ゙、アッア゙ーーッ出るッ出るぅぅう…!」
上手く快感を逃すことができずガクガクと腰を揺らし、ルフィは一気に絶頂へと昇りつめる。
竿を手で扱かれながら硬く尖らせた舌先で尿道口をほじられた途端、ルフィの雄は勢いよく精液を吐き出した。
「あ゙ッぁ゙あアアーーーッ…!」
ローはそれを口内で受け止め愛おしそうに飲み込む。
精液が出なくなるまでずっとペニスを舐められ続け、ルフィは今度は快感で涙を流す事になった。
「ァン…、んんっ、とら お…、も、おれぇ…ッ」
射精後の余韻が去ったあとも、すぐにまたペニスを口に含まれた。今度は前を口で弄ばれながら後ろにも玩具を入れられる。
「ふぁアッ…、あんっぁ゙ーっ…、あーー…」
ルフィはもう何も考える事ができなかった。
体が泥のように溶け、下半身を中心に快感が全身に行きわたる様子だけがわかった。
「もっともっと乱れさせてやるぞ、麦わら屋…」
そんなローの声を耳にしたあと、ルフィの理性はそこでプツリと途切れた。
翌朝、先に目を覚ましたのはローだった。
目を開けて最初に視界に映った愛しい恋人の寝顔に、起きぬけながらも自然と顔がほころんだ。
同盟全員で決めた休息はもう幾日かある。
その大切な一日一日をどうやってルフィと過ごそうかと考えると、とても楽しみで幸福な気分になった。
ローはまず今日は一緒に風呂に入ることから始めようと、幸せそうに眠るルフィを起こさないよう静かにベッドを抜け出した。
つづく