控え室
三咲
のんびり描いていたらちょうど合戦の告知が。また大将と副将を拝めるのが楽しみです!
元になった三百字小説
なにか不備があっただろうか。ガープがたずねると、彼はただ、眠れないから寄っただけだと答えた。
「戦は良い。試合であっても心が躍る。貴様も眠れなかったのだろう?」
否定はしなかった。普段研究に没頭している身には、この環境はいささか騒がしい。
それでも、目の前に楽しそうな顔がある。参加こそラフロイグの提案だったが、自身も今、確かに高揚感を覚えている。
だからこそ、だろうか。ほおに触れた手が、自分と同じ熱さに感じられた。熱はツタのように首に絡み、唇に、口内に流れ込む。
――これなら個室でなくとも良かったな。
そんなことを言っている口元が、余韻に光るのを捉えてしまったからには、もう。この熱は夜通し離れそうにない。
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