パンサーマ族の装い:ある休日の軍人
衆道恋路 慶(strange-K)
赤道直下の孤島・キルケスタ島に住む少数民族のパンサーマ族はしっかりとした社会制度を持ち、近代的な軍事組織を持っている。
だが軍人とはいえ、休日は彼らも普段着姿で町を歩いている。
しかし、それでも軍人は見た目ですぐにそれとわかる。190cmを超え、筋肉の盛り上がる堂々とした体躯だけがその理由ではない。装いに特徴があるのだ。
普段の装備にも軍法に基づく規定があるが、休日であってもある程度は適用される。
軍人は腰布(サーロと呼ぶ)を膝丈より長くしてはならず、サンダルは爪先がしっかりと覆われ底に鋲打ちのされた軍用に準じた作りのものであること、帯剣するか何らかの小武器を必ず携行すること、軍人としての身分と所属を示す身分証を必ず携帯し表示すること、の四つだ。
キルケスタの港町にして玄関口・ミラスンディスカンの町で出会ったこの二人は、雪豹耳で銀髪の方がイーリー、狼耳で黒髪の方がジェンヴァーノと言う名だそうだ。二人は兄弟とのこと。
二人とも国家憲兵隊所属の軍人なのだとか。国家憲兵隊は警察が無いこの国での、事実上の警察組織である。
若いのでまだ兵卒かな?と思って聞いたところ、二人ともすでに尉官とのこと。国家憲兵隊所属を示す翼のある剣に、尉官を表す星が3つあしらわれた身分証を見せてくれた。失礼!
幸い、二人は気を悪くすることも無く笑って去っていった。
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