※小説ではなく創作BL漫画用のシナリオです。
自分用メモとしての漫画シナリオなので、
読み物としては大変読みづらいものとなっております。
ご了承ください!
【主な登場人物】
タチ:戸田桂馬(とだ けいま)
ネコ:金井降生(かない おりお)
自分用メモとしての漫画シナリオなので、
読み物としては大変読みづらいものとなっております。
ご了承ください!
【主な登場人物】
タチ:戸田桂馬(とだ けいま)
ネコ:金井降生(かない おりお)
*おりおのアパート*
朝、薄暗い部屋で目を覚ます降生(おりお)
おり「いてて」
狭いベッドで寝たせいでミシミシと痛む体。
隣にいる桂馬(けいま)は背を向け、まだ寝ている。
シングルベッドの窓際に寝ていた降生は起き上がり、桂馬を乗り越えてベッドから出る。
踏まれた桂馬が迷惑そうな声でうめく。
けい「う……何時……」スマホを手で探り時間を見る。(6時過ぎ)
けい「お前起きんの早すぎんだよ…」とぼやきながらのそのそ起きてくる。
服を羽織りキッチンでお湯を沸かしていたおりお「お前は寝てればいいだろ」
けい「一回目ぇ覚めると寝らんなくなるって言ってんじゃん。俺コーヒー。」
インスタントのコーヒーを入れて桂馬のいる机まで持っていくおりお
おり「自分でやれよな」
けい「ついでだろ。なんか腹減ったな〜。朝飯ある?」
おり「なんも」
けい「じゃ、どっか食いいこーぜ」
おり[恋だ愛だの甘さはなく、飯食ったり酒飲んだり、やることやったり。名前が分からないままだらだらと続けたこの関係はそろそろ一年になる。]
食後、店の外で
けい「俺一旦アパート戻るわ」
おり「ふぅん、わかった、……じゃ」
軽く手を挙げ、挨拶する
おり[俺は「また」が言えない。また後で、また明日、また今度。「また」が言えるのは次があるって信じられる人の特権だ。]
***出会い編***
*約一年前、大学2年の春
*日の暮れ始めた人通りから外れた公園
おりお:大学生になり、一人暮らしで自由を得た俺は発展場で夜の相手を探す少しやんちゃな生活を送っていた
ご時世柄、いかにもな発展場は少なくなっているし、流石にその場で、なんて性急なことはほとんどないみたいだけど、指先で済む便利なネットとは違うリアルで探す気軽さは、それはそれでいいものがある。
ここは比較的治安も良くて同世代が多く、最近のお気に入りだ。
その日も「好みの人いないかな〜」くらいの気持ちで赴いたら、ベンチに若い男が寝ていた。
おり(同世代、かな、若く見える。あんまり年上だと未成年は相手にされないことも多いし、年は近い方がいいんだよな〜)
などと思い、様子を伺っていると、
その青年は目を覚まし、起き上がり、しばらくスマホを操作していたかと思うと(おそらくスマホゲームをしてたぽい)、
時折疑心を含んだ目線でやや挙動不審に周囲を窺う様子が見受けられ、
おれは(もしや、こいつ、ノンケ…)と悟った。
おり(なぁんだ。歳も近そうだし、見た目も…好みではないけど嫌いじゃないし、狙い目かと思ったのにな〜。ん?でもだとしたら、なんでこんな時間にこんなところに一人でいるんだろ…、そりゃ見るからに発展場って感じはしないけど、通りから離れててそもそも人が使うような場所じゃねーと思うけど…なんにせよ、不幸な事故が起きる前にここから去ってくれ…)
と心の中で祈りつつ他の人を探してうろうろしていると好みの人を発見したので様子見つつ目で追っていたら、彼はなんと例の青年に声をかけ
おり(あ〜〜〜〜〜(汗) 声は聞こえないけど、おそらく会話が噛み合ってない様子、あぁあ、二人とも困惑している…言わんこっちゃない…、見てるだけでも気まずすぎる、どうしよう…他に誰かこの惨劇に気付いている人は…)
見渡すけどあてになりそうな人はいない
おり(か、帰ろう、俺は何も見なかった…ごめんなさい、二人とも)
その場を立ち去ろうとするが二人の様子が気になるおりお
おり(う〜〜〜〜〜)
おり「ごめん、待たせた!!…すみません、こいつ、僕のつれで」見捨てられず勢いで声をかける
男らしいイケメン「え?あ、そうなの?」
おり「紛らわしくてごめんなさい、もうちょっと早くに落ち合って抜ける予定だったんですけど…。ほらいくよ」ぐいぐいとけいまを引っ張っていくおり
けい「あ、うん…、じゃあ」
おり(あぁ、さよなら、素敵な人、お兄さんはいい人と出会えますように…)
二人公園の外に出て、歩きながら
おり(今日は諦めて撤収だなぁ)
けい「待ち合わせしてたっけ??」
おり「!?、んなわけないでしょ!初対面ですから!あの場を切り抜ける嘘だよ。はぁ。あのね、男に興味ないならあっこは行かないほうがいいよ、日が落ちてからは特に」
けい「男?…あぁ、どーも様子が変だとは思ったんだよなぁ。さっきの人もなぁんか会話噛み合わねーし。…親切だね」にこ☆
おり「あなたを助けたわけじゃないです。あの人も、困ってたし」
けい「…ん?そこに居たってことは君もそうゆう?」
おり「そ、う、ですけど、何か?別にあなたは俺の好みじゃないので安心してください。むしろさっきの人の方が良かったのに…あなたのせいでめちゃくちゃです」はぁ
けい「へー、あーゆーのがタイプなんだ」
おり「悪いですか?」
けい「機嫌悪い?」
おり「……正直、良くはないです、貧乏くじ引かされて」
けい「貧乏くじwww」
おり「笑い事じゃないんだけど……」
けい「あ、じゃ暇になった?」
おり「おかげさまで」
けい「ピザ食わね?」
おり「はい?」
けいま、デリバリーピザの看板を指差し
けい「ピザ、食べたくね?持ち帰り半額だって。俺んちわりとすぐだし、食べてきなよ。助けてくれたお礼に奢るからさ」
おり(家!?俺たちさっき会ったばかりなんだけど。なんだこの人、警戒心とかねーの?)
けい「ピザ嫌い?」
おり「嫌いじゃないけど…」
けい「じゃあ食いに来てよ、もう俺完全にピザの口になっちゃったし、人助けと思って」
おり「軽いなぁ」(まぁ、こいつのせいで予定が狂ったのは事実だし、電車もある時間帯だし。飯代浮くと思えば良いか…)「わかった、お言葉に甘えて、おごってもらいます」
けいま、上機嫌で「いいね、買って帰ろ」
*ピザ屋、メニューを見ながら
けい「食いたいのある?」
おり「特に、なんでも良いです」(なんで初対面のノンケとピザ食うことになってんだっけ。もうどうにでもなれ…)
けい「嫌いなもんは?」
おり「え?」
けい「苦手な食いもんある?アレルギーは?トッピングも、無理なのあれば教えて」
おり「う、ううん、なんでも大丈夫…」
けい「そう、じゃあどうしよっかなぁ〜」
ぶつぶつ言いながら迷うけいま
けい「辛いの平気?」
おり「あ、はい、…常識の範囲内であれば。桁外れの辛さは食べないです」
けい「ははw 了解」
適当に見繕ってピザを注文するけいま
けい「飲みもん買ってこーぜ、コンビニでいいよね?」
おり「うん」
*コンビニへ
けいまカゴを持って
けい「好きなもん入れて良いよ、奢りなんで。あ、酒飲む?てか何歳?」
おり「まだ19なので、お酒ダメです」
けい「まじ?もしかしてタメ?俺も19だよ、誕生日来たら二十歳」
おり「おれも…」
けい「んじゃあ法律遵守してソフトドリンクにしておきますかね〜。お菓子とかも好きなだけどーぞ。あとは、あ、コンビニって下着とかも売ってるよな、ついでに買ってっか。」売り場を見て「サイズどれ?意外とカラーバリエーションあんのな。ん、好きなの選んで」
おり「え、俺?なんで?」
けい「え?泊まってくでしょ?」
おり「え!?」
けい「これから俺んち行ってピザ食って、それから帰るってだるくね?うちわりと広いから大丈夫だよ、客用の布団もあるし。あ、歯ブラシとかも入れちゃって」カゴをおりに渡す「俺飲み物選んでるから」
おり「えっ、えっ…」
*けいまのアパートに着く
けい「どーぞ、片してないけど、大丈夫だよね、掃除はしてあるから。好きに座って、あ、座布団ないから、必要だったら布団敷いちゃって」
おり「あ、はい」
けい「グラス用意するわ、これ広げといて」とけいまにピザを渡されたおりおは机の方に移動してピザの箱を並べる
おり(結局勢いに押されて流されてしまったけど、さすがに泊まるのはおかしい。本当は飯奢ってもらうほどのこともしてないんだし)
箱を開ける
おり「わ、うまそ〜、いい匂い…」
ピザに目を輝かせる
おり(…ピザ食ったら帰ろう)※ピザは食べたい
グラスと飲み物を持ったけいまが来る
けい「一応取り皿は持ってきたけど、手でいいよね、カラトリーいる?」
おり「手で大丈夫」
けい「これ手拭きに使って」濡れタオルを机に置く
おり「うん、ありがとう」
けい「すげー、めっちゃうまそ〜!食おうぜ、いただきまーす」
おり「いただきます」
ピザ食べながら
けい「そうだ、名前教えてよ。俺はトダケイマ。戸棚の戸に田んぼの田、ケイマは将棋の桂馬と同じ。けーま、わかる?」
おり「…カツラ? カツラ、ウマ」
けい「そうそう!わかんの?すげーね」
おり(馬鹿にしてんのか…?)
けい「けいまでいいよ、そっちは?」
おり「…金井です」
けい「下の名前は?」
おり「…おりお」
けい「おり…?どーゆー字?」
おり「…オリルって、えっと、昇降口のコウに、」
けい「ん?まって、ショウコウグチってどう書くっけ、あ、ここ、書いて」
ペンを渡されピザの箱の蓋の隅に名前を書くおりお
おり「降りるに、生きる、で、おりお」
けい「へー、オリオ。めずらしー、けど、なんか似合ってる気するわ。ウンウン、おりお、かわいい字書くのな」
おり「へ、下手なだけだから!」照れ隠しに書いた文字を黒く塗りつぶす
おり「けっこうおなかいっぱいになってきた…」
けい「多めに買ったしあまったら明日食べるから無理に食わんで良いよ。好きなのだけ食って」
おり「ん、」小さく頷く、ŧ‹"( ˙༥˙ )ŧ‹"
けい「…ハッテン場?だっけ、今日のあれ」
おり「うん」ŧ‹"( ˙༥˙ )ŧ‹"
けい「あれってヤりもく?」
おり「…人によるでしょ。そこから恋愛に発展することも…ある?だろうし」
けい「ふぅん…おりおは?彼氏募集中?やりもく?」
おり「……関係ないだろ」
けい「まぁそうなんだけどさぁ。」
おり「………俺は、恋愛は無理、だと思ってる。男同士だもん、確率的に難しいでしょ」
けい「無理ってことはないんじゃねーの、知らんけど。別に男女だって誰でも良いわけじゃないんだし、その辺は変わんねーんじゃねーのかなー…」
おり「そりゃそうかもしんないけど、異性みたいに同性を意識することはないだろ?スタートラインにも立てないんだよ」
けい「でもあーゆーゲイ同士の集まりだったらいいんじゃねぇの」
おり「好きな人と出会えるとは限らないでしょ」
けい「へー、好きな人とかいるんだ」
おり「今はいない。っていうか、もうそうゆうのはやめた。悲しいから。」
けい「悲しい?」
おり「…好きな人に好きになってもらえない、そもそも恋愛対象に見られない。悲しい無理ゲーでしょ。」
けい「そうなんかなぁ」
おり「だってさ、例えば、お前だって俺が女だったらいきなり家に招いてピザ食べたりしねーだろ」
けい「あ〜」
おり「そうやって基本は根本的に意識されない。逆にゲイだってバレれば妙に警戒されることもあるし。お前は全然警戒しねーけどな。それはそれでアリエナイって言われてるようなもんだからちょっと腹立つけど」
けい「だって俺はタイプじゃないんでしょ」
おり「そうですよっ(キレ」
けい「じゃ、どうゆうやつが好きなんだよ」
おり「…そうだなぁ、優しくて、かっこよくて、強くて、寛大で、男らしくて、頼りになって、イケメンで、頭が良くて」( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
けい「そんなやついる?」
おり「…いなくていいんだよ、諦めてるんだから。理想ぐらい自由でいいだろ」
けい「恋愛無理ゲーとか言いながら、あーゆーとこで相手探しするってことは、ヤルだけなら誰でも良いの?」
おり「誰でもじゃねーよ、選ぶわ!…こっちが良いと思っても、断られることだってあるし。節操なしばっかりじゃねーよ?」
けい「ふーん。お互いアリってなったらどうすんの?すぐやんの?」
おり「それは人によるんじゃない?」
けい「おりおは?」
おり「…俺はとりあえず飯食ったりして、話してみて、安全そうだったら、かな。」
けい「へー、安全とか気にするんだ」
おり「俺こんな(細身)だから、腕力じゃ勝てないだろうし、ある程度はね。…病気とか怪我とか怖いし、警察沙汰も困るし。会話が成り立たない人とは無理」
けい「ふぅん、警戒ゆるいんだか強いんだか分からねーな」
おり「うっさい…」ぷいっ
けい「じゃあ俺は?飯食って、話して。で、どう?安全圏だった?」
おり「…つうか、俺がどうこう思う以前に、お前が無理なんだから…考える甲斐がない」
けい「もし俺がおりおとセックスしたいって言ったら?おりお的にはあり?なし?」
おり「…なんでそんなこと知りたいんだよ、そんなのいいだろ、どうでも」
けい「いや、同意が得られれば、俺はあわよくば、と思ってるので聞いてます」
おり「は!?お前、男は無理なんじゃ」
けい「無理とは言ってねぇ」
おり「え!?あ、え、バイ!?」
けい「というつもりはなかったけど、そうゆうこともあるかもしれない」
おり「は…???」
けい「別に最初から下心があったわけじゃねーよ、まじでピザが食いたかっただけで。ちょうどいいところにお前がいたから誘った。ピザって一人で食うよりシェアして色々食べたいじゃん?」
おり「はぁ…」それは分からなくもないが
けい「だから決して初めから邪な気持ちがあったわけじゃねーが、おまえ、妙にエロいから」
おり「はい?」
けい「こうゆうこともあんだから、無理ゲーとか言わねーで前向きに検討してみたらどうよ」
おり「あ、はぁ」励ましか?
けい「…で?俺はアリなの?ナシなの?」
おり「えっ、ほ、本気で言ってんの?」
けい「そうだよ、今からここで、やるかどうか、を聞いてる」ベッドを指し示す
おり「…え、え?……えぇと、(そりゃ俺はいいけど、こいつまじか?からかってるだけ?)」真意を探ろうと目を泳がせる
けい「迷う余地あり、ってことはナシじゃねーってことだな」おりおを倒そうと力をかける
おり「ちょー!ちょちょ、まった!」押し倒される途中の斜めに拮抗した状態で桂馬を押し返そうとする
けい「なに?こわい?無理はしねーし、ビョウキもねーよ」たぶん と言いながら服の裾から手を忍ばせようとする
おり「まてって!これは、さすがに、冗談きつい、ゲイだからってこんなふうにからかわれたくない」おろおろ
けい「冗談じゃねーよ、本気でやりたいんだけど」
おり「ぇ、?」顔を赤らめながら当惑「無理だろ、だって、お前、お、男としたことないんだろ?」不安そうに桂馬を見上げる
そんなおりの様子にぐっときながら桂馬「ねーけど、できる、絶対に」
おり「そんな、お前、簡単に言うけど、」
困惑し留まろうとするおりをよそに、おりのベルトに手をかけ脱がそうとするけいま
おり「ぅわーー!!まってまって、わかった!わかったから、あ、えっと、先に、シャ、シャワー、貸して…」
けい「ああ、いいけど」体を引く
おり「あと、俺、生ではしないから、ゴムないならできない」
けい「ん、あるよ。他には?」
おり「…ローション、必要、その、ぬ、濡れないから…」
けい「あぁ、そっか、…なんでもいいの?確かあったと思う」棚を探る
おり(あんのかよ…!)
けい「つか、俺もシャワるか、さっと浴びるから俺先でい?」
おり「あ、う、ん」
けいま、シャワーへ
おり「え…ほんとに?」(予想だにしない展開、まさかこんな流れになるなんて、あいつ本気か?男抱けるの?言うだけ言って無理なパターン?ノンケの考えることは分からん…、今ならまだ事故を未然に防げる、大人しく待ってる必要ないじゃん、荷物まとめて帰っちゃえば…)
着衣の乱れを直し、カバンを持とうとするが、動きを止め
おり(こっそり帰るなんて失礼…だよな、飯奢ってもらったのに。鍵開けっぱで出てって万が一泥棒に入られたら夢見が悪いし…それに…、、、あぁ、俺は今一生懸命とどまる言い訳を考えようとしてる…本当は…き、期待してんだ…)
自分の浅ましさと羞恥に項垂れやるせなくて赤面する
と、そこへ桂馬が出てくる
けい「風呂いいよ」
おり「ぎゃあ!」
思いっきりびくー!!!となるおりお
けい「なんだよ…?」おりおのリアクションにびくっとする
おり「なん、でもな、い、あ、じゃ、じゃあ、風呂、借ります…」
けい「うん…、あ、そうだ着替え、えーと、これ着ていいよ」
箪笥から出した服(オーバーサイズの半袖とスウェットのズボン)を渡す
おり「え、」
けいま、服を差し出しながら顔でおりおの服(チノパン+ポロシャツ)を示し
けい「寝るときそれじゃ苦しくねえ?大丈夫だよ、洗ってあるから」
おり「あ、…じゃあ、借ります」服を受け取り、きゅっと抱えると、ぺこ、と頭をさげるとシャワーを浴びに向かう。
そんなおりおの様子を見届けた桂馬、腕を組んでうーんと思案し
けいま(思いもよらぬ拾い物をしたのかもしれない)
おりお、シャワーを浴び、なかの洗浄をしようと尻に手を伸ばし、はた、と動きを止める。
おり(俺は…一体何を…。なんだこの状況!?ピザ食いに来たのになんでこんなことになってんだ!?いや、なんでピザ食ってんだ??そしてシャワー浴びてんだ…?なんだこれ、今の間に財布取られてる方が納得できるわ…。うーん、謎展開。まぁ、遠慮がないつーか、多少ガサツではあるけど、危ないやつではなさそう、でも、ノンケなんだよなぁ)
風呂場にある女性もののシャンプーなどを見ながら
おり(…女としたことがある人の方がセックスが丁寧って話は本当なのかな…。いやいや、過度な期待はせず、中折れ前提で(それ以前に勃たねぇかもしれないが)、どんなことになっても一晩限りの思い出にする心算でいよう。俺は落ち込まないぞ!!!) ※気合い
シャワー後、コンビニで買った下着に着替え、桂馬から渡された服を着るおりお。
着ていた服は畳んで手に持つ
おり(うわーーーー、落ち着かねぇ!なんかもぉ、色々心配すぎて何が心配か分からなくなってきた…。すでにあいつの頭が冷えてる可能性もあるんだよなぁ)
間仕切りのカーテンに手をかける降生
おり「はぁ」(こえぇ…)
けい「なぁ」
けいま、カーテンの向こうからおりおが上がったことがわかってて声をかけてきた
おりお、びくぅ!となり、「っはい?」恐る恐るカーテンをめくって顔を覗かせる
けいま、小さめのボトルを2つ示して
けい「ローションてどーゆーのが良いの?2個発掘した」
おりお、話題の内容に警戒心が和らぎ、かつ、小さいボトルがよく見えないので釣られるようにして脱衣所から出て桂馬に近づく
けい「こっちは温感だって」
おり「それはどっちでも…。あ、でも、粘度が高い方が、良い、と思う」
けい「どうだったかな〜」ボトルを傾げたり蓋を開けたりして「こっちでいいか」と、片方を机に置き、もう片方を枕元に投げたかと思うとおりおの腕を掴み引き寄せ
おり「うわっ」
バランスを崩したおりおを支え、勢いを利用してベットに組み敷く
けい「では、始めますか」にこ☆
おり「っ……」期待と緊張で動揺
けい「禁止事項は?」
手始めに腕を撫であげ、袖の中まで指を滑り込ませる
おり「と、特には…」
期待と緊張と羞恥で心臓をバクバクさせながら桂馬の挙動に気を張るおりお
けい「ほんと?嫌なら言えよ?キスとかも平気?なんでもいいの?」
おり「な、なんでも? えと、ふ、普通の範囲なら……大丈夫、きすでも、なんでも。け、怪我とか、痛いのは、やだ…」
緊張した様子で、腕を滑ったり指に絡まされる桂馬の手を目で追いながら答えるおりお。
けい「ふ…、わかった」笑ってからおでこにキスを落とす「緊張してる?」至近距離で尋ねる
おり「う、ん、…」どぎまぎ
おりの様子に愛らしさを覚えたけいま思わず笑い「はは、思ってたよりずっと反応がウブいw」
おり「ッ展開に脳が追いつかないんだよ!」
けい「ふふ」深く口付けて「追いついて」
おり「〜ッ」甘ったるい空気にあてられ当惑
けいま、ちゅ、ちゅ、と音を立てながら頬や耳元、首筋にキスを落としつつ、手は服の上から脇腹を撫でつけ、腰元まで滑らせる。
おりお、緊張から、キスを落とされるたびピクリ、とする。
手は桂馬の服を握る(まだ体に手を回せない)
けい「どうされるのが好き?弱いとこある?」
体を下げていき、おりおの服を少しまくってヘソのあたりにキスを落としながら聞く。
爪でツ、と脇腹を撫で上げる
おり「わ、わかんな……」狼狽える
けい「えぇ?ノーヒント?もっと協力してよw」
けいま、困ったように、可笑しそうに、気が抜けたように笑うと、
Tシャツの上から手で胸のあたりを撫でる。
すでに硬さを持ち始めていた乳首に気づくとくりくり指で刺激してから、また全体を確かめるように手を滑らせつつ、首元にキスしたり耳たぶを甘噛みする
おり「か、考えたことない、から」
探るような丁寧な前戯に動揺しまくるおりお
けいま「んー、」
ちょっと考え、けいま、残りの服を上まで捲り上げ、おりおの胸を出させる。
おりおは緊張と羞恥に身を硬くし、抵抗はしないけど、少し制するように桂馬の肩に置いた手に力が入る。
けいま「乳首は?感じる?」
おりおの乳首を摘んだり、指の腹でトントンと叩いたり、先端を爪の先でこすったりしてみる。
おりお、手にギュッと力を入れ、時折声を詰めながら「…半分くらい」
けいま「半分?」笑う
おり「くすぐったくもある」
けいま、手による刺激を続けながら「いいね、くすぐったいのは性感につながるらしいよ」
おり「そ、そうなの?」
けい「どう触られるのが好き?」
おりおの反応を観察しながら乳首を撫で、つまみ上げ、爪の先で擦り、指の腹でこねたりする。
おり「えっ、と、」ひたすら動揺
けい「爪でされるのが良さそうだね」と言って爪で優しく刺激する愛撫に切り替える
おりお、反応でバレたことに驚いてびくり、とする。おりおの反応に応答するように続く愛撫とけいまに観察されている恥ずかしさに顔を逸らせ、無言になり、みるみる顔が赤くなっていく。
けい「ど?くすぐったい?」
おり「ん」こく、と頷き「く、くすぐった……」と言いつつ呼吸に熱が帯び始め、腰骨にゾワゾワとした感覚が広がっていて少し体をよじりだす
けいま、胸に口を近づけ「舐められるのは?」と乳首を咥え込む
おりお「あ……っ」
体を震わせ、思わず声をあげるおりお。
真っ赤になって、顔を背けたまま慌てて口元を押さえる。
けい「どう?」
咥えたまま尋ね、舐めたり吸ったり甘噛みしたりする。
片方の手は口と呼応するように乳首を刺激し、余った手は腰に添え、少しズボンの縁を下げるように指を入れている。
おり「っ…、っ、」
口による愛撫の形態が変わるたびに体を震わせる。
声を漏らさないようにするため無言になる。
けいま、口元を押さえるおりおの手をどかし、もう一方の手をおりおの顔に添えてこちらを向かせ、覗き込むように「息してる?」
おり「は……」桂馬に視線を合わせると安堵したように息をもらす
けいま、簡易的なキスをして「ちゃんと息してね、その方が気持ちよくなれるから」
おりおの手を押さえていた手を離すと背中から腰にかけて手を滑らせ、そのまま尻側のズボンの隙間へ手を入れ、同じタイミングでおりおの顔に添えていた手でスウェットのヒモを緩める。
おりお「まっ!?」
すかさず割れ目まで伸びた指に驚き、飛び起きるように上体を起こし、尻に回り込んだ桂馬の腕を抜こうと桂馬の体を押し返す
おり「まって」焦
けい「? 尻でやんだろ?」
おり「そ、だけど、無理にい、入れなくても、ぬ、抜き合うだけとか、で、も、いいんだから」
けい「え、入れちゃダメなの?」
尻側に押し込んだ手を動かし、指先が穴に触れるところまで来て、おりおの体がビクッと硬直する
おり「っ…! お、俺はいいけど、おまえ、っ、て、抵抗とか、ないのかよ…!」
けい「んなもん、ねーよ」
さらに手をクッと深め、指先で穴がくりっとされる
おり「うぁ、まっ、まって、あ、ろ、ローション」
けい「あぁ、そうか」
ズボンに潜り込ませた手が引き抜かれ、おりおが一瞬安堵すると、ローションを取るついでに改めてベットに押し倒され、パンツごとズボンが下ろされそうになる
おり「まーーーー!」
慌てて身をかがめズボンを掴んで脱がされるのを止める「まってまって」
けい「今度はなんだよ」※ローションは一旦布団の上に置いてる
おり「……俺、もう……その、た、勃ってる、から」すごい困ったように恥ずかしそうに言う
けい「ほぉ、そりゃよろしいこって」
片手でズボンを押さえてたおりおの片方の手を剥がすと、もう片方の手でズボンを引き下ろす。
おりお、片手では下ろされるズボンをくい止めることができず、緩いズボンだったので足首まで一気に脱がされる
おり「うわーーー!?」
身をかがめ、手で股を隠すように布団の上で丸まる
けい「んで隠すんだよ」?? 足首に残ったズボンを取り払いながら
おり「いや…、お、お前はもっと躊躇えよ…!」
けい「は???ほら、手ぇどけろ、脚開け!」
けいま、おりおの太ももの裏側に手をいれ、膝を胸元に押し上げてお尻を上げるような姿勢にし、力でこじ開けるようにして足を開かせる
おり「うわー!うわ!ちょっっ!は、恥ずかしい!!!(怒)」
けい「しかたねーだろ!セックスすんだから!!!手どけろよ」おりおの膝の間に体を割り込ませるようにして手を空け、股間を隠そうとするおりおの手を引き剥がそうとする
おり「わーー!?や、や!」
力及ばず剥がされた腕はベットに取り押さえられ、露わになった股間に注ぐ桂馬の視線をもうどうすることもできなくて、恥ずかしさと情けなさに枕に顔を埋めるように顔を背ける
おり「…や、やだって言ったのに」半泣き
けい「なんでだよ、あの姿勢じゃなんもできねーだろが」
おり「だってこんなのもうどうやったって男じゃん!!ばか!!」
けい「はぁ???」
おり「おっ、俺だけ反応して、しかもこんな、みっ、見られたあとで今更できませんでしたって言われても、そんなの、情けなくて…死にたくなる…」ぐすっ 半泣き
けい「できねぇ?ってなんで?俺のちんこがでけーから?」
おり「ちっげーよ!知らねーよ!巨根だろーと粗チンだろーと勃たなきゃできねーだろが!」
けい「?、だから大丈夫だろ、ほら」
押さえてたおりの手を自分の股間に導く。
少し硬くなったものが手に当たり、驚きに目を見開き、ぱっと桂馬の顔を見るおりお。
おり「っ、なんで!?」
けい「なんで、って……」
おり「は、…裸見ても、萎えない、の?」
おずおずと恥じらいながらも、落ちてきてたTシャツも改めて捲り上げ自ら体を見せるような仕草をするおりお。コク、とけいまの喉が鳴る。
けい「あは、思わず唾飲んじゃった。…うん、大丈夫だから。それも脱いで、ちゃんと見せて」
言われた通りTシャツも脱ぐおりお、合わせて桂馬も着ていたTシャツを脱ぐ。
けいま、おりおを眺め「うん、」軽くおりおの体を撫で、頬を撫でた手で口を開くように促し、しっかりキス
おりお、身を縮めながらも、けいまの肩に手を添えて桂馬のキスに応え、喉を鳴らして二人分の唾液を飲み込み息を漏らす
けいま至近距離で「続けてい?」
おり「…ぁ、まって、慣らさないと」
いそいそとローションに手を伸ばす。
おりおが手に取る前にすかさずけいまが取って
けい「は?何自分でしようとしてんの」
おり「ぇ、だって」
けい「俺がやる」おり「えっ」
けい「てめぇでやんのはオナニーのときだけにしな」
おり「オ…!?いつも後ろでしてるわけじゃない!」
けい「あ、そーなん?」と言いつつローションを手に出す
おり「え、て、手、ゴムつけた方がよくない?」
けい「ん、直じゃヤダ?」と言いつつおりおを倒し、手を割れ目に潜り込ませローションを擦り付ける
おり「っ…」
指が触れたことで期待で喉が閉まる。
馴染ませるように股の間で手がぬるぬると動く
おり「…き、汚いとか思わないの」
けいまの手の動きに息を詰めながら困惑する
けい「そう思うやつは尻でセックスしないだろw」
一度手を離し、手のひらにローションを出し、足す
おり「ゴムあるのとないのじゃ抵抗が違、」
けいま、手のひらのローションを指先に馴染ませるとスッと手をおりおの股に戻し、ひと撫でするとそのまま指を一本中に入れる
おり「あ、う?」
急に段階が進んだのでビクリと体を強張らせ動揺し少し混乱。
思わず桂馬の腕にぎゅっとしがみつく。
けい「すげ、入った」興味深さと楽しさ。
そんな桂馬の様子に
おり「〜ッ、もっと、こう、躊躇したり、怖気付いたり、ないわけ!?」
けい「ないね」平然と答え、入れた指をぬぷぬぷとゆっくり抜き差しする。
おりお、息を詰め、身を硬くする
けいま、おりおの様子を見ながら中にローションを馴染ませるように指を抜き差ししたり回してみたりする
けい「痛くねぇ?」
おり「へい、き」
進んでいく状況に緊張と羞恥を覚え、口数が減る降生
けい「もうちょい尻上げられる?」
と空いてる方の手で太ももの裏側をグッと押し上げ、おりおのお尻を浮かせる
けい「膝閉じないで」
と言いながら太ももを押し上げていた手を膝の内側に移し膝を割り広げるように足を開かせ
けい「おり、自分でここ、支えてて」
おりお自身に膝を開かせるように誘導し、桂馬は空いた手で太ももの裏を押し上げるようにする
おり「はっず……」
言われたようにするけど羞恥で死にそうになる
気にせず桂馬「指増やすよ」2本目の指を追加する「痛かったら言って」
おり「う……、大丈夫、」
指を出したり入れたり回したり、広げたりする。その度ローションがくちゅくちゅ、くぷ、と濡れた音を響かせる。
けい「結構広がる」
おりお「う、…う、」恥ずかしさにうめく
けい「加減がわかんねぇ、どのくらい慣らしたらいいの?」
おりお「…自分のが入りそうか、考えれば」
けい「なるほどね」指を増やす「ちょっときついか」ゆっくり抜き差し、じっくり慣らしながら「うーん、尻って気持ちいいの?」
おり「う…うん、俺は…。あの、ただ入れるのでも、いいけど、気持ちイイトコロも、ある…から…」
けい「え、そうなの?どこ??」中を探るような動きになる
おり「っ…、たぶん、もう少し浅いとこ、の、おなか側で…」
言われたあたりを探るけいま。
すると、中の感覚に集中するように様子を伺ってたおりおがピクリ、とする
けいま「あ、ここ?」とおりが反応したところを再度探る
おり「……っ、う、ん、ん」
頷きながらピクピクと体を揺らし声をつめる
けい「おー、ここかぁ」
指の数を一旦減らし、その部分を集中して繰り返し触れる
けい「どう触るといいの?強さは?強い方がいい?弱い方がいい?」
おり「あ、…や、優しく、つ、強いと痛くなるか、ら、ぁ、」
ピクピクと震わせながら身を捩る
けい「優しく、ね」
おり「ぁ、あ、っ、あ、」
執拗に攻めるので足に力が入り腰が浮き、声を抑えられなくなる。
けい「…触ってねぇのにすげーカウパー」
と、中の指はそのまま、もう一方の手でおりおの前を触る
おり「やァッ」一際腰が跳ねる「や、もうい、いい、…ッや、ァ、あっ」声を抑えようと口元を抑えるおりお「……〜〜ッ」
けいま、口元を押さえたおりの腕を剥がしキスをして「だから、息しなさいって」
おり「ぁ……はっ、あっ……んふ、…あ」言われた通り息をしようとするけどついうわずった声が重なり、恥ずかしそうにする
けいま、おりおの様子を見届けると、目元、首元、とキスを落とし、首筋を舌で伝うと鎖骨を甘噛みし、流れるように乳首にたどりつき口にふくむ。
おり「あっ」
中で動かしてた指の本数を増やし、前立腺だけじゃなく深くいれたり、浅く小刻みに動かしたり、広げたり、ぐりっと回してみたりする。
おりおの内腿に力が入り、膝が閉じ始めると、けいま、おりおの手に添えていた手を離し、膝を開き、そのまま内腿を伝うように撫で、中心に行き着くとお腹に押し当てるように握り込んで扱く。おりお、絶え間ない快感に涙目になり喘ぐ。
けいま、乳首を咥えたまま「すげー、ぐちょぐちょ」
お尻からもペニスからも、乳首に吸い付く桂馬の口元からも水っぽい卑猥な音がしている
おり「っ、ぅ、」
羞恥に息をつめるも射精の高まりを感じ
おり「ぁ、も、だめ、やめっあっ、いっちゃ、から…ぁ!」
前戯を止めるよう訴えつつ桂馬の肩を押さえる
けい「いけそうならいっていいよ」
降生が射精できるように扱くペースを上げ、同じタイミングで前立腺を刺激する
おり「あっあっ、やだっ、やっあ、あ、あッ……!!!」
グッと腰を上げてビクビクと震え、桂馬に導かれるまま達する。
ぱたぱたと精液がおなかに放たれる。
おり「は……、あ、……」呆然
けいま、おりおのお尻から指を引き抜き、糸を引くローションが絡みつく指を眺め
けい「前扱くと後ろ締まるんだな(把握)、すげー、キュウキュウ。」
ティッシュに手を伸ばし、精液のついた自分の手やおりおのお腹やペニスを拭き取る。
おり「は、……ぁ、」肩で息をしながら呆然としていたおりお、息が整ってくると少し思考も明るくなったようで「ごめん、俺だけ、」とヨタヨタ体を起こす
けい「別にいいよ。まだ終わりじゃねーし。はい、交代」
おり「え?」ぼんやりした様子で
けい「おりが触って」とおりの手を自分の股間に導く「まだこれフルじゃないから。入れられるようにしっかり立ち上げて」がんばれ〜
おり「あ……うん……」
ズボンを軽く引き下げペニスを取り出すと両手を使って扱くおりお。
その様子を微笑ましく(?)見てるけいま。二の腕を伝うようになであげ、胸の方まで手を伸ばす。
おり「、…っ、、」
手が乳首を刺激し始めるとおりおの集中力が途切れ始め、所在悪そうにもじもじしだす。
そんな様子を見て、けいまは片手を乳首から外すとおりの顔を上向かせ、深いキスを重ねる
おり「ん……ふ、んう……、け、けいま」
降生、口付けが離れたところで顎を引きキスを制し、
一旦けいまの股間から手を外して胸を触る桂馬の手を掴み、
下ろすように力をかけ
おり「集中できないから」と困ったように視線を泳がせる
けい「うん」笑みを含みながら返答
けいま、片手はおりおの後ろ首(?)を包み込むように、もう片方は肩を掴むように添える。
おりおが扱くうちにけいまのペニスの硬さは徐々に増してカウパーが雫を作り出す。
塗り広げながら形を辿るように丁寧に扱く。
けい「………っ、は……、」
桂馬の呼吸にも乱れが見られるようになってくる。
そんな様子に期待と興奮で胸をドキドキさせるおりお。
おり「ゴム…つけてい?」
けい「ん」
桂馬に渡されたゴムを受け取るとゴムを被せ、馴染ませるように数回扱く。
その間桂馬はおりおの耳元や頬や首、肩にキスを落とす。
おり「…あの、もう、……入れ、………?」
挿入に移りたいけどなんて言ったらいいか分からなくて困り、落ち着かないふうにもじもじする。
けい「うん」了解し、軽くキスをして「どうする?」
おり「どうって?」
けい「好みの体位ある?ラクな姿勢とか」
おり「ぇ、あ、な、なんでも…?」
けい「じゃ、とりあえず正面で」
再びおりを寝転ばせ、キスをしながら改めてアナルをほぐし直す。
おり「……ぁ、は……ん、……ぁ、」
期待に震え、キスの隙間から小さく声を漏らす。
けいま、少し体を離し、おりの穴の状態を確認しながら「ローション足したほうがいい?」
おり「ど……、どっちでも、いい、…けど、ローションは少し、多めの方が、き、気持ちいい…」恥ずかしそうにしながらも好みを吐露
けいま「ん」満足そうに笑みを浮かべ頷きローションを足す。
と、くちゅくちゅと控えめな音を立てていたアナルから改めてグチュグチュとした水っぽい音が響くようになる。
おり「っ………」
音がするのは恥ずかしい。赤らんだ顔を背け桂馬の前戯に身を任せる。
前立腺に優しく触ると、おりおの小さな喘ぎと共に、薄ら硬さを持ち始めていたおりおのペニスが頭を持ち上げ始める
おり「あ、ッそれ、も、いいからぁ」桂馬の腕を押さえ、視線で挿入を促す
けい「ふ」柔らかく笑い「はいはい」指を引き抜きおりおにキスをしながら念のためゴムの方にもローションを足す。
けい「開いて」
折り畳むようにおりおの足を持ち上げ、
おりおの手を太ももの裏を掴むように誘導し、足を広げるように促す。
おりお、恥ずかしさに顔を赤らめ視線を泳がし、狼狽ながらも指示に従い、
入れやすいように足を広げ抱え上げ、お尻を浮かせる姿勢を取る。
けい「うん、いいね」
おりおの対応に満足そうにし、両の親指で少しアナルを割り広げるようにすると、ペニスをあてがう。
おり「ぁ……」期待にひくつき、声を漏らす
けい「入れるよ」と言いながら、手でポジションを固定し、くぷくぷと押し込む。
押し広げられ割り進んでくるペニスの感覚に身震いし、腰を浮かせるおりお。
指で広げたところを超えると、おなかに感じる圧迫感に怯え「あ……ゆ、ゆっくり……」
もともとゆっくり押し入っていた桂馬の動きを念のため制す。
けいま、おりおの反応に納得するように「ここから若干きつい」
おり「指の長さしか、深さが、は…」息を漏らす
けい「ああ、そうゆうもん?」脚を抱え上げるおりおを補助するように桂馬も尻近くの太ももを掴んで押しつけおりおのお尻を浮かせつつ、ペニスを押し込んでいく。
おり「ぁ………う、………」少し苦しそうにする
けい「いてぇ?」
おり「だい、じょぶ、入れてすぐは…馴染むまで…いつも、ちょっと…まだ、慣れない……」肩で息をする
深くまで入り体重をかけるように押し込む桂馬
おり「はー、はー、」呼吸を繰り返す
入れ終え、おりおにのしかかったまま少し呼吸を整えると、おりおにかけていた体重を浮かせ、少し腰を引くけいま。
もう動くのかと警戒し慌てるおりお
おり「あ!待って!慣れるまで、もう少し、ごめん」
けい「大丈夫w 様子見るだけ」腰をゆっくり小さく前後に動かしたり回したりする。
徐々に苦しさに快感が混ざるようになって汗ばみ乱れた呼吸が熱を帯び始めるおりお。
おり「あ……」
おりおの様子をまじまじと見ながら様子見の動きを続ける桂馬。
じわじわと性感が高まるおりお、小さな動きじゃ物足りなくなってくる。
おり「ぁ……、は………、ぁ、………ぅ、ん……」来そうで来ない快感にもどかしそうに声を漏らし、耐えかねたように「も、平気、だから、動いて欲しい…っ」
けいま、おりおの要望に満足そうに笑みを漏らし「ん」頷くと律動を始める。
おり「は……あっ」
浅いところから深いところまでを大きく往復する鷹揚な動きに快感を滲ませた声を漏らす。
けいま、しばらく動き、全体像(?)を掴むと動きを緩め、探るような動きになって「イイトコ、どこだっけ」腰を引き浅めの位置を中心に前立腺にあてようと動き方を探る。
おり「うあぁ……はぁ、ん……ぅぁ……」
おりお、浅いところの方が神経が敏感なので、探るような動きに性感が滲んだ声を漏らし、
探してる桂馬に「さ、さっきのとこ、の、も少し奥にも、きもちとこ、ある……」示唆
けい「お?そうなの?」新情報に好奇心を膨らませ、じっくり探るような動きになる。
ずるぅ、と引き抜き、ごく浅いところから注意深くおなか側をゆっくり擦り上げていく
おりお「アッ……!」ビクリと腹がひくつく
けい「…ここがさっきのとこ、」おりおの中のマップを把握する感覚で確かめるように動く。
おりお、じわじわと染み入るような快感に身をよじり、胸を弾ませるように大きく呼吸しながら、込み上げる快感に耐えるように額に手の甲を押し当て呻く「ぅんん……っ」
けい「そのもう少し奥……」探りながら少しずつ挿入を深めていく。くぷぷぷ…
おり「はぁ……ぁ………」
更なる快感に期待と不安を漏らしながら桂馬の挙動に感じ入るように呼吸を漏らす。
おりおの反応を注意深く見ながら小さく前後に動かしつつ前立腺からさらに奥へ進めていくけいま。
おり「はっ」ビクッと体に力が入り息を吐く。
けい「あぁ、ここ?」
降生の反応したあたりでぬぷぬぷと前後に擦り上げる。
おりお、声が漏れないように口を固く結びコクコクと頷く。
けい「ここと、ここね」
位置を確認するようなゆっくりした動きになり、大きなストロークで前立腺と精嚢を両方をおさえた律動を数回
おりお、ポイントを刺激されるたびにビクビクと体をひくつかせ、声を出さないように息をつめる。
けいま、一度動くのをやめ、おりおの顔に手を添え口を押し開くように親指を噛ませる。
おり「んむ、はぁ…っ」大きく肩で呼吸を繰り返す
けいま、手を離し「酸欠になんぞ」
おり「う…、でも声、出ちゃ…」
けい「出しゃいーじゃん」???
おり「でも…な、萎えない?」
けい「は?」
おり「男の喘ぎ、なんて…」
けい「まだんなこと言ってんのか。へたってねーの分かんだろ」と中のものの硬さを示すようにぐりっと動かす
おり「っあ、」思わず声が漏れ、慌ててパッと手で口を塞ぐ
けいま、おりおの手を口元から剥がし「大丈夫だから、頭空っぽにして気持ちよくなることだけ考えて」体重をかけ、キスをする。
おりも応え、ゆっくりキスをしていると桂馬が動き始める。
おり「……っ」ぴくり、と震え、動きに合わせて「……んふ、っ……ふぁ、…は、ぁ、」
重ねた唇に隙間が出来る度に漏れる呼吸に甘い声が重なる。 ※口を閉じれないから声が抑えられない
けいま、体を起こすように口を離し、代わりに親指を咥えさせておりの口を開けさせておくとイイトコを中心にあてながらも、深くまで入れたり、ギリギリまで引き抜いたり、フチを小刻みに刺激したり、深いところで腰を回してみたり、全体を味わうような大きな動きを始める。
おり、ずるずると引き抜かれるときにはゾワゾワと背中をそらせ腰を泡立たせ、入り込む動きには腹に力が入りピクピクと震える。
おり「……ぁ、っんぁ、ひゃら、あっ…は、ぁん」
おりお、けいまに指をかまされ、口をつむれないので動きに合わせて声が出てしまい、赤くなって涙ぐむ。口を開かせるけいまの手を引き剥がしたくて腕を掴むけど引っ張る力は残ってなくて、けいまの律動に合わせて強ばるまま、ただギュウと握った手に力を入れる。
けい「はは、」興奮を含み少し弱ったように笑う
けいま、歯並びをたどるようにおりの口内の指を滑らせ、折り返すと舌のふちをたどるように撫でる。
おり、思わぬ気持ちよさに驚き顎を引き逃げようとするけど大して逃げられないのでただされるがままに口内を弄ばれる。
おり「ひゃめ、」(やめ)
けいま、おりの口内の柔らかさを味わい満足すると指先で舌を撫でながら腰も動かし出す
おり「ふぅ…!んあっ、は……」
けい「すげぇ口ん中あちい」楽しそうに言う「こっちも熱いけど」と腰を穿つ
おり「あっ、…はっ」
ぬぷぬぷと前立腺などを刺激されるように細やかに律動を繰り返されると快感にくらくらし、徐々に余計な力が抜けていく。漏れる声からも苦しさが消え、甘く可愛い声になる。
おり「ぁ……は……ぁ、…ぅぁ……」
けいまの腕を押さえるおりの手から力が抜け、口元からも抵抗がなくなり脱力したように開かれけいまの指を唾液が伝う。
けいま、その様子を確認すると口元から手を外しキスし「そろそろ限界」とこぼし、動きやすいように体を起こすと、先程までの緩慢な動きと打って変わり、自らの性感を満たすように大きく打ちつけるように動く。
おり「あ、あ、あ、」
呼吸の代わりにけいまの動きに押し出されるように声を上げながら、突き上げる動きに耐えるように枕元を掴む。
けい「いけそう?痛くねえ?」
おり「あ、んあ、は」返事をしようにもけいまが動きを止めないので言葉にならず、かろうじて小さく頷き返事の意思を伝える。
けい「大丈夫そうだな、」おりの状態の確認が取れるとおりの体を畳むように押さえつけながらさらに力強い律動を繰り返す
おり「あっ、んぁ、ん、ふ、」おりお、ビクビクと震えながら律動に耐える。おりのペニスは限界まで反り返り、先端からは先走りがつやつやと流れる。
けいま、おりおの腰を浮かせるようにがっちり掴み上げると、自らの腰の動きに合わせて叩き込むように引きつける。
おり「あ!?ふか、ぃ、あ!や!」快感と穿たれる衝撃に混乱し目をチカチカさせる
けい「はっ…、っく、」一際強く打ちつけるとおりの腰をガッチリ固定したまま体重をかけるように身震いし達する。
おり「あ…!?」中で膨張するような熱を感じ、痙攣するように震えながら吐精する。
けい・おり「は…、は…」脱力し、そのままの姿勢で荒い呼吸を繰り返す。
桂馬、呼吸が落ち着いてくると、汗を拭いながら、ずるり、と引き抜きティッシュで自身の処理をしながら
けい「は〜、やべえ、体力の消耗がえぐい…」
おり「はぁ…、はぁ…」
ぐったりとしたまま残った体力で呼吸だけをしている状態のおりお。
けい「は〜」
やれやれと一息つきながら、おりおに視線を向けると動かないので
けい「え?なに、生きてる?」様子を伺うと
おり「う……だめ、眠い」
けい「わー!まてまて、お前そのまんまじゃ」
うずくまって寝ようとするおりを制止、仰向けに戻し、腹に垂れた精子などをティッシュで拭き取りながら
けい「寝るならそっちの布団で寝ろって」客用布団を示す
おり「うん……」空返事、全然聞いてない、寝ようとし始める
けい「えぇ、ちょっと…」ぐでったおりおの体をなんとか起きあがらせ座らせると、「おいこら、まだ寝んな!」文句を言いながらもパンツを履きささっと客用布団を敷く。
おりお、ベットに腰掛けながらうつらうつらしている。
けい「も〜」机にあった濡れタオルでざざっとおりおの顔や体を拭く。
おり「うむ……」ちょっと目を覚ます
けい「服着る?」
おり「うん、いい、ねる」
けい「どっちだよ……、あ、寝る前に!連絡先教えて、ねぇ、ケータイ、ケータイ」うとうとし出すおりおを起こしながら
おり「やぁ……、ねむぃ……」駄々をこねるような声で
けい「番号だけで良いから」寝ぼけるおりおにおりおのスマホを渡す
おり「も、わかんない、自分でやって、」スマホのロックを外して「はい」桂馬に渡して客用布団に雪崩れ込もうとする
けい「うわ、ちょちょ、」スマホを受け取り倒れないようにおりおの体を支え、布団に寝かす。おりお、布団に着陸したかと思うと爆睡。
けいま、渡されたスマホを見ながら「不用心だな……」と引きつつ心配し、番号を移すとスマホを戻し、肉体疲労を流すように伸びをしあくびをすると電気を消して自分もベッドに潜り込み眠る。
翌朝
目を覚ましたおりお、見知らぬ景色に飛び起きると、全身が痛む
おり「ぃだだだ……(なにこれ筋肉痛?)」
けい「うーん…?」おりの声で半覚醒
声につられて目を向けると眠る桂馬の背中。
昨晩の経緯を思い出し合点するおり。
自分の布団の中をのぞき(うわ、何も着てねぇ……)とげんなりして
体をミシつかせながらよれよれと布団から出ると、服を着て、トイレ、歯磨きと洗顔など身支度を始める。
おりおの行動で目が覚めた桂馬「え?早くね?」と眠く怠そうにしながらベットから出て洗顔と歯磨きをする。
おりおは荷物をまとめ、帰ろうとする。
洗面を終えたけいま「ん、帰んの?」
おり「はい」
けい「朝飯食ってけばいーのに」屈託なく言う
おり「いえ、お世話になりました」ペコリと頭を下げ帰ろうとする。
けい「他人行儀だなぁ」
荷物をまとめ、立ち上がったおりおの腕を引っ張る桂馬
おり「わわッ」本調子じゃないおりおは盛大によろけ
おり「あぶなっ」
桂馬に抱きすくめられるようにキャッチされ、がっしりホールド。
背中とお尻の際どい位置にけいまの手があって、昨日の感覚を思い出して体がビクリと跳ねる。
おり「ちょっと…!」けいまの体を引き剥がそうと押しのけるも、尻を支えた手が動きさらに際どい位置を掠めたので「……っ」息が詰まりカッと赤面する。
そのおりおが怯んだタイミングでおりおを抱え直すようにキスをするけいま。
おり「んむっ……ちょ、ふ、……っ」
桂馬の体を押し抵抗を試みるが口内を弄られうまく力が入らない
おり「……、……ぁ」
昨日の動きを辿るようなキスに小さく震え微かな声を漏らす。
おり「は……」
唇が離され見つめられるままぼんやりと桂馬の顔を見返すと、ふと正気を取り戻し、バチと音がするような勢いで桂馬の顔を手のひらで制し
おり「何してんだばか!!こうゆうのは彼女にしろ!!」と緩んだ桂馬の腕かすり抜け玄関へ向かう
けい「彼女ぉ?んなもんいねーよ?」
おり「知らん!!」靴を履く
けい「送ってこーか?」
おり「いらん、つーか、服を着ろ!」
パンツ一丁のけいまをしっしと手で追い払うようにしながら玄関を開け、
一瞬止まって振り返るようにけいまを見上げ
おり「……それじゃ、」
けい「おー、じゃーな、気ぃつけて」
おりお会釈しながら去り、閉まる扉。
けいま踵を返しあくびをする。
大学
学食でメニューを見ながら昼食を選ぼうとしているおりお
おり(ピラフとチャーハンて何が違うんだっけ…)
けい「あれ、…おりお?」
聞き覚えのある声に名前を呼ばれバッと声の方を見るとわらわらといる学生の集団の中に桂馬
おり「なっ!?」
けい「やっぱおりおじゃん、すげー、大学同じだったんだw」
集団を抜け近づいてくる。
集団「なに?知り合い?」
あれっきりの関係だと思っていたのに生活圏が駄々かぶりだったことに愕然とし、近づいてくる桂馬から距離を取るようにジリジリと下がると
おり「あの、ひ、人違いです…!」脱兎の如く逃げ出す
けい「は!?おい、めしは?」
集団「桂馬逃げられてんじゃんww」
けい「は〜?ちょ、俺あれ追うから、先食ってて!」と言い残しおりおを追う
走ってきたおりお、人気(ひとけ)のないところであたりを見渡すと
おり「はぁ」
呼吸を整える
おり(大学、同じとか、嘘だろ……!?あれ一回で縁切れると思ってたから、から、したのに……、しかもあんな陽キャ集団……限りなく、関わりたくない……!このままではひっそりこっそり生きてきた安全な俺の生活圏が危ぶまれる…、どうにかあいつの記憶から俺を抹消する方法はないのか!?)
[記憶 消す 方法]、検索
するとおりのスマホが鳴り、知らない番号が表示される。
嫌な予感がしつつ恐る恐る電話に出る
おり「ーーーもしもし…?」
けい<なんで逃げんだよ>ちょっと笑いを含んだような純粋な疑問の声
おり「なんで番号知ってるの!?」
けい<お前が教えたから>
おり「うそッ」
けい<まぁ俺が聞いたからなんだけど。全然覚えてねーのなw>
おり「え…いつ…?」
けい<やったあと、寝る前に>
おり「や…!?」ヒヤヒヤして無意味に周りを見渡す
けい<お前はほとんど寝てたけどなw>
おり「それ反則じゃ…!?」
こそこそと屈むようにしながら通話していると
けい「<お、いたいた>」
慌てて声をの方を振り向くと桂馬
けい「寝こけるお前が悪いんだろ」
スマホの通話を切りながら近づいてくる
おり「あ、れは、不可抗力で…」おろおろしながら立ち尽くす
けい「眠くてめんどくせーからって、流石にスマホのロック外して渡すのは危なくね?」
桂馬、おりおの手元のスマホを指差し
けい「俺が善人で良かったね」
おり「えっ!?スマホ!?他に何かした!?」スマホを庇う動作で
けい「してねーよ。なぁ、今日うち来る?」
おり「え!?……い、……行かない。」
けい「」
*出会い編おわり*
名無しのマンティス
2021-12-05 22:54:46